なぜ幸せになろうとするほど不幸になるのか

幸せになりたいなら幸せになろうとしてはいけないって本を読みました。なかなか衝撃的タイトルですよね。

 

幸福になるためには・・・って表現がなんとも自己啓発やスピリチュアルっぽくてムズムズしてくるわけです。

 

物が多いほど、幸せだ。

お金があればあるほど、幸せだ。

友達がたくさんいるほど、幸せだ。

結婚して家庭を持ったら、幸せだ。

有名になったら、幸せだ。

 

世の中には幸せの概念って人それぞれだと思いますが、大体は上記のような認識があるように感じる。が、この本はそうした幸せの概念をぶった切る爽やかな一冊。私も人生のバイブルとして愛読してきました。

 

著者いわく、幸福には2つ見方があって、一般的にいう幸福とは、

 

  • 気分がいい
  • 喜び
  • 嬉しさ
  • 達成感

 

などが挙げられる。みんなこうした「気持ちがよくなる」ことを必死に絞りだそうとしていると言います。

もう一つ、本来の意味と幸福は、

 

「豊かな、満ち足りた、意味のある人生」

 

とこの本は定義しています。なかなかアバウトに感じるかもれませんが、この2つの幸福の違いは、永続的であるかどうかです。

 

人生を通してやり抜きたい価値を明確にし、それに向かって進んでいる時は、どんな状況であってもイキイキします。つまりは、意味のある人生を送っていると感じられていれば、仕事をしていようが、遊んでいようが常に幸福感が得られるってことです。

 

以前スピリチュアルの勧誘を食らったんですが、その人は皆んなでディズニーランドに行くことを自らの幸福だと語っていました。もちろん、ひと時のリフレッシュや気分転換として楽しむのは大賛成。しかし、そこに幸福を置くと、友達とディズニーランドにいる時以外「不幸」だってことになります。

 

よくありますよね。休日にディズニーランドにいって、その日が終わるにつれ虚しくなってくるあの感覚。あぁ〜現実に戻される、みたいな。

 

幸福とは単に気持ち良くなることではない。もしそうなら、地球でもっとも幸福なのは麻薬常用者ということになる。実際のところ気持ちよさを追求するのは、ひどく不幸なことだ。幸せになりたければ幸せなろうとしてはいけない-7ページ

 

気分を良くしようと思えば、思うほど長期的には人生が破滅していくってことですね。うん、誘惑に弱い私には身もふたもない話しだ。

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ポジティブシンキングで不幸になる

実はこうした娯楽のみにかかわらず、真面目に仕事をしているのに不幸になるって現象も起こります。切ない。

 

何を隠そう、わたし自身ポジティブに考えよう、ポジティブになろうと頑張っていた時期がありました。

 

例えば、学生の頃サッカー部での試合の時、むちゃくちゃ緊張するんですが、その状況を「楽しむぞ!」と考えて試合に臨んでいた。

 

一見、パフォーマンスが上がりそうな感じがしますが、無駄な動きが多くなり、すぐにバテることが多かったんですね。その結果、自分のミスから失点みたいな流れも何回も経験しました。

 

仕事でも同じです。音楽を聴いて、めんどくさいなぁと思う気持ちを強引に押さえつけてモチベーションをあげてました。

 

また、できない自分や辛い状況から目を背けようと、必死に作り笑顔していた記憶があります。

 

嫌なことに対して、自分の感情をコントロールする真面目さは幸福度を下げてしまうんです。嫌な気持ちを強引にポジティブにしようと頑張ると、一瞬だけ気分がよくなるものの、精神的疲労がたまってさらに辛い状態になります。

 

また、「楽しもう!」という気持ちを持ち続けると気持ちが緩んで、隙が生まれやすくなる。スポーツや仕事は集中力が物を言うところがあり、その集中力を生み出すのは危機感。

 

幸福や喜びに浸ろうとするほど、危機感が薄れ、目の前の現実がどうでもよくなってしまうんです。

 

ありますよね。

ダイエット中なのに喜びを追い求めて、ちょっとぐらいならとシュークリームに手を伸ばしたことが。

 

やる気べきことがあるのに、ユーチューブの動画に引っかかって、抜け出せなくなる現象に捕まったことが。

 

私もあります。こんな時ほど、絶対にシュークリームはもう二度と食べないぞとか、ユーチューブの罠にははまらんぞとか、心に誓うわけです。

 

でも、またやってしまう。

 

これこそが幸福を追い求めた結果、不幸になってしまう状況なんです。

現実を受け入れる

なので、本来の自分を押さえつけてコントロールすることはすべて無駄な行為になる。そこで、アクセプタンスをして現実を受け入れることが大切になってきます。

 

辛い状況を受け入れるってことですね。それができたら苦労しないよ!って話しなんですが、世の中は苦痛そのものです。

 

私たちの心は危機に満ちた世界を生き抜くのに都合のいいように進化してきた。幸せになりたければ幸せなろうとしてはいけない-11ページ

 

今でこそ、安全が確保された生活を送っていますが、それはここ数十年の話し。人間は200万〜300万年といったくそ長いスパンで、天敵に命を狙われて続けました。そのDNAはクッキリと私たちにも刻まれている。

 

つまり、人間の本能にとっては今でも世の中は危険な場所だと考えているわけです。そうした、事実を受け入れず、

 

物が多いほど、幸せだ。

お金があればあるほど、幸せだ。

友達がたくさんいるほど、幸せだ。

結婚して家庭を持ったら、幸せだ。

有名になったら、幸せだ。

 

みたいなこと抱いても、理想も現実にギャップに心を挫かれるだけです。なので、本能とかDNAをすぐさま変えることはできないので、受け入れるしかないんですね。

 

変える部分は試行錯誤して、変えられない部分は受け入れるというのが、幸福に引っ張られない唯一の方法です。

内向的を受け入れることがコミュ障を克服する近道

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