相手の性格が移るのは何故なのか?を心理学的に解説

よく絡んでいる人と喋り方が似てきたり、同じような言動になってしまうという現象がありますよね。実はこれは恐ろしい出来事で、無意識に人は周りの行動に影響を受けてしまう訳です。

 

つまり、周りの人間によって習慣や考え方が分かってしまうんですね。

プライミング効果

まず、相手の性格が自分に移る原因として考えるのは、心理学のプライミング効果です。これは、事前に受けた情報に、その後の行動が影響されるというもの。

 

例えば、「好きな食べ物は?」という質問された時、その前にイタリアの話をしていたら、「ピザ」や「パスタ」などのイタリアンの食べ物が連想されやすくなるなど。

 

つまり、コミュニケーションは「前後関係」でいくらでも自分の行動が変わってしまう訳です。プライミング効果については以下の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。↓

⇒交渉術の基本と心理学テクニック集!恋愛やビジネスなど

他の人の選択に影響される

これは理論だけではなく、実際の研究でもわかっていまして、2015年の研究[1]はでは、自分の選択がどれだけ他人に影響されるか?を調べております。

 

実験では、賭けごとを行ってもらう70名の参加者を以下の2つグループに分けたんですね。

 

1.ハイリスク・ハイリターンの選択をする
2.リスクが少ないが見返りも少ない選択をする

 

さらに、他人の選択を観察する場合とそうでない場合を比較研究しました。その結果、どうなったかというと、

 

他人の選択を観察した場合、それと同じ選択をする傾向が強かった!

 

ということが分かったんですね。やはり、誰かの選択に影響されてしまう性質が人間にはあるわけですね。

 

さらに、この研究では、他人選択がリスクに対する考え方と合致した場合、いっそう強く相手の選択と同じもの選んでしまうことが分かっています。リスクを避けたい人は、他人の安全な選択に影響を受けやすいし、その逆もしかりってことです。つまり、自分と似た人の影響を受けやすくなるんですね。

仲がいい人ほど影響を受けやすい

自分の似た人の影響を受けるというのは、「好意の原理」から考えてもうなづけるところ。相手に対して心を開いていると、その人の言うことを信用しやすくなるのです。

 

例えば、良く知らない営業マンに「この商品をオススメですよ・・・¥」といわれても、あやしいと考えるのが妥当ですが、幼なじみの親友から「これすっごい便利で使えるんだよね」と言われると、スッと受け入れてしまうわけです。

 

人間は自分とよく似た人に好意を抱く傾向があるので、性格が移るという現象が起こる時、相手を信頼している場合が多いのではないでしょうか。自然と動作や言葉遣いが似るというのも、相手を信頼している証拠。

 

嫌いな相手の口調やしぐさなどを真似したいと思わないのが人間です。つまり、友人や好きな人から影響を受けて自分の性格に影響を与えてしまうんですね。

 

実際に、友人から習慣が伝染する!という話も出ているので、付き合う相手を選ぶってことは非常に大切だと感じています。

まとめ

ということで、他人から性格が移る現象はプライミング効果や、好意の原理などの理由から起きていると考えれます。友人を変えることで、習慣も変わるので自分を変えるために付き合う人を選ぶのは効果的な方法でしょう。

 

性格の50%は遺伝で決まることが分かっているので、半分近くは「どんな環境に身をおくか」で変えることができます。ダイエットに成功したいなら、運動習慣がある人と付き合うなど、自分が理想とする人物と付き合うようにするといい効果が得られるかもしれません。

⇒口下手やコミュ障は「環境」による影響が大きい理由



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