孤独に強くなる心理学的な3つの方法

訳あって孤独になっているものの、一人が寂しい。そこで、もっと、孤独に強くなりたい!と考えてはいませんか?

 

孤独はタバコよりも害がある!という恐怖がささやかれているため、耐性をつけておいて損はないでしょう。

 

そこで、最近出た孤独への対処法についての論文をベースに、一人でも大丈夫!なメンタルを作る方法を開拓していこうと思います。

孤独ではなく、孤独感が問題

実は孤独が問題なのではなく、自分が孤独であるという認知がよくないことが分かったんですね。これは、シカゴ大学のJohn Cacioppo博士が行ったメタ分析[1]で、20の研究結果をまとめて精査したもの。孤独感に対処する方法は、以下の4つのカテゴリーに分けられました。

 

1.ソーシャルスキルの向上
2.ソーシャルサポートの増大
3.社会的相互作用の機会の創出
4.社会的認知

 

さらに、この4つの中でもっとも効果的な方法を解析したところ、「社会的認知」を変えることが1番孤独感を和らげることが分かったんだと。ちなみに、社会的認知とは、自分が他人にどう思われているかなど、社会に対しての考え方のことを言います。例えば、

 

  • 誰も自分なんて必要としてない
  • 俺は孤独の星に生まれたんだ

 

などの考え方です。

社会的認知を変えることは、他の3つの項目よりもはるか孤独感の改善にいい影響を与えたんですね。確かに1人でも大丈夫!って人は少なからずいますよね。そういう人たちは、孤独感への対処法を知っているのかもしれません。

 

メタ分析を行ったCacioppo博士によると、

人々はより孤立しており、この健康問題は拡大する可能性が高い。孤独が健康問題に関わっていることを知っているなら、それを軽減することが大切だ。
効果的な介入とは、孤独を感じ方や考え方をどう変えるかだ。人々が交流したり、ソーシャルサポートを提供したり、ソーシャルスキルを教えることではない。

といいます。孤独感を和らげるためにコミュニケーションスキルを高めようとしてもあまり意味がないんですね。。これは意外ですねー。

孤独感に強くなるには?

社会的認知がよくないとわかったところで、具体的な対処法に触れていこうと思います。考え方を変えるということで以下の対策が考えられるかと。

1.認知行動療法

メタ分析の結果でも、具体的には、自己の価値についてのネガティブ思考のループを止める方法が、孤独を減らすのに効果的だといいます。その中でも、うつ病、摂食障害などの治療にも使われる「認知行動療法」をつかった方法がベストとのこと。

 

ちなみに、認知行動療法とは、「自分は一生孤独なんだ!」といった偏った考え方を「一人じゃない時もある!」といった正しい認知に修正する方法。

 

はじめは、自分の認知に気づき、修正していきますが、最終的には「行動」によって新しい認知を体にしみこませていきます。具体的な方法は以下の記事を参考してみてください。↓

⇒「認知行動療法」を自分で行うためのテクニック集

 

2.何かに集中する

孤独感と不安感には近いものがあり、何かに集中することで不安を和らげることができることが分かっています。

 

孤独な時はそのメリットを生かして、仕事や趣味に没頭するのもアリです。孤独とは言い換えれば、「自由」で、自分の好きなことを見つけて、それに打ち込むことで自分の人生の中では有意義な時間になることでしょう。

 

孤独な人ほど成功するって話もありますので、上手く強みに変えてポジティブなもの変えていくと良いです。私の場合、読書すると孤独感が和らぐ感じがします。特に小説なんかを読むと、自分ではない人間の考え方や感情を知ることができるので、一人じゃない感が生まれます。うーん、これは私だけかもしれませんが。

3.ペットを飼う

犬を飼うことで孤独感がハンパなく癒えることが分かっています。これは、カラパイアに掲載された研究[2]で、老人ホームに住む孤独感が強い37人を対象としたもの。

 

その内の半分の参加者には、犬を独り占めしてもらった。もう一方の参加者には、老人ホームの他の住人と犬をシェアしてもらったんです。

 

結果、どちらのグループも犬との触れ合いで、孤独感が和らいだと回答。しかし、犬を独占したグループの孤独感の低下する度合が大きかったと。老人ホームには、周りに他の人間がいるため、厳密に言えば一人ではありません。それでも彼らは「孤独感」を感じていたため健康状態に悪影響があると考えられます。

 

しかし、犬と触れ合ったことで孤独感が癒えた。ということは。会話ができる友人よりも、犬の方が孤独感を和らげるってわけですね。なぜこんな現象が起きるかというと、ペットに対しては、自分の内面をさらけ出しても、批判されないから。

人間が知る限り、犬は批判も差別もしない。あなたがちょっと臭かったとしても、隣で寝そべってくれるだろう -カラパイアより

まとめ

一人でも孤独で寂しい気持ちに対処することはできます。孤独に強くなることで、自分のやりたいことに没頭できるので、そういったプラス面に目を向けるようにしましょう。

 

ただ、もちろん誰かにあって会話することができ、それで孤独感が和らぐのであれば効果的な手段だと言えるでしょう。逆にいえば、集団の中にいても「自分は一人だ・・・」と思っていたら意味がありません。認知を変えることがもっとも大事というのが結論で。

⇒人の心を掴む心理学「与えまくる」の術



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