寂しさを感じないのは遺伝子の問題かも

なぜか寂しさにめっぽう強い人がたまにいます。孤独はタバコよりも健康被害がある!ってことがわかっているのですが、ある一部の人はその悪影響を受けないんだそう。遺伝子が「孤独」を受け入れているケースがあるんです。

 

最近、ネイチャーに出た論文[1]では、「孤独の感じやすさは遺伝子によって決まる」という研究が出ていて、参考になりました。

孤独に関係する遺伝子が見つかる

2018年のケンブリッジで行われた研究では、参加者に対して、「孤独感」や「他人との関わりの頻度」に関するアンケートが行われたんです。

 

アンケートを使った方法は、証拠としてパワーが弱いと考えられていますが、集計されたデータからは「強い関連性」が確認されたとのことです。

なんと、「孤独の強さと関係する遺伝子領域が15箇所」が特定されたのこと。

 

孤独と遺伝の関連がハッキリと出たわけですね。つまり、生まれつき孤独を感じやすい人とそうでない人がいるってことですね。

 

その他にも、「パブを好むかどうか」に関連する13の遺伝子領域や、「ジムを好むこと」に関係する6の遺伝子領域の変異が見られました。さらに、「宗教を好むこと」に関する18の遺伝子領域に変異があることなども分かっています。

 

うつ・肥満・心血管の健康といった分野に重複があることもわかっており、これらが一緒になることで、孤独のリスクが増加することも示唆されている。不健康になると孤独にもなる可能性があるわけですね。

寂しさは肥満と関係がある?

いままでも孤独が遺伝子と関連があると研究で示されることは度々あったものの、実際に遺伝子領域を特定できたのは今回が初。

 

さらに、この研究では、肥満と孤独が関連しているってことも分かりました。肥満になれば孤独に悩まされることが多くなり、逆もしかりというわけです。

 

どうやら、肥満と孤独には同じ遺伝子が関係していることがわかってて、どちらか一方を解決するよりも、両方同時に解決できるのが、最善の解決策だと睨んでおります。

 

研究を行ったJohn Perryによると、

私たちは、孤独がシンプルに環境やこれまでの経験によってもたらされると考えがちだが、この研究は遺伝子が関係していることを示している。常に遺伝子と環境は複雑に混ざりあっていますが、集団のレベルで見れば、肥満の問題に取り組むことで、孤独の問題を解決することにもつながるかもしれない。

 

とのことです。

もし、肥満で孤独を感じている・・・という人はダイエットに取り組むことですべて問題が解決されるかもしれませんね。

 

ただし、遺伝と環境の要因は、複雑に混ざりあっているため、「孤独遺伝子が発見!」とか「孤独は完全に遺伝によるもの」といった表現はできないと研究者は主張しています。どこまでが遺伝で、どこまで環境かを調べるのは、まぁ難しい話なのでこれら致し方がないかなと思います。

 

孤独よりも「孤独感」の方が健康に悪いって話もあるので、一人ぼっちでも孤独感を感じない人はそこまで健康被害はないのかもれないですね。。

⇒大人の仲間はずれにどう対処すべきか問題

⇒内向的を受け入れることがコミュ障を克服する近道

▼参考文献

・Your Feelings of Loneliness Could Be in Your Genes, New Study Reveals
・Elucidating the genetic basis of social interaction and isolation | Nature Communications



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