アドバイスを効果的に行う方法「逆手でギターを弾く」

アドバイスをしても無意味だ…と感じていたり、「みんな助言を求める癖に行動しねーじゃんか!」みたいな悩みを抱えてはいませんか?

 

あとは、仕事などでアドバイスをしても相手がなかなか覚えてくれないとか。

 

こんな時は相手の理解力が低い!と片付けてしまいがちですが、こちら側がもっと効果的にアドバイスを行うことができるかもしれないません。

 

ここで重要なポイントととなってくるのが「相手の視点に立つ」ってことです。

逆手でギターを弾くとアドバイスが上手くなる

ハーバードビジネススクールのティン・チャン氏が行った2014年の研究[1]では、「逆手でギターを弾く」とアドバイスの質が高まる!と論じられています。

 

実験では、75名の右利きのギタリストを集めてギターの演奏を初心者にアドバイスをしてもらったんですね。 ただし、以下の2つのグループに半分ずつ分かられてもらいました。

 

1.いつも通りに演奏してもらう

2.左手で演奏してもらう

 

そして、ギター歴が1年未満の初心者を集めて、どちらギタリストのアドバイスが有益かどうかを評価させたんです。

 

その結果は、もちろん「逆手で演奏したギタリスト」のアドバイスが為になったと答える初心者が多かったのです。

慣れない手で演奏することで「初心者目線」になる

こうした現象が起こる原因としては、普段通りに演奏した時よりも、より初心者の立場になってアドバイスをすることができるから。

 

頭の中では初心者目線になっているつもりでも、身体はバリバリにギターの弾き方が染み込んでいるので、アドバイスにズレが生じてしまうわけです。

 

そこで、あえて慣れないやり方でギターを弾くことで初心者の気持ちを体で理解することができるので、的を得たアドバイスが可能となるんですね。

 

この実験を行ったチャン氏によれば、

 

初心者は「何をするべきか?」という情報を求めているわけではなく、「より多くの選択肢を提示して、異なる考え方を気づかせてくれる情報」を求めているものだ。

 

とのこと。アドバイザーに求められていることは、あえていつもとは違ったやり方で行い、自分の知識と経験から「相手を導くように選択肢を提示することが大切」ということになりますね。

企業でのフィールド・スタディ

また、ティン氏の同実験では企業でのフィールド・スタディ(学生たちが職業現場で仕事を学ぶ)も行われています。

 

フィールド・スタディには病院が含まれていて、熟練した医師は生死に関わる状況などを医学生たちに定期的にアドバイスします。医師のなかには、人によって教え方がバラバラで一貫していない部分があるそうです。

 

しかし、医学生の視点に立って考えることができれば、医療現場で行われるトレーニングの形式を変えることができるとチャン氏は言います。

 

こうした企業での教育方針ですらも「初心者体験」をすることでいい方向に変えることができるんですね。

まとめ

ここまでみてきたように、なにか技術を相手に教える時は、自分自身が慣れないやり方で行い、初心者の感覚を味わってからアドバイスするとgoodです。

ただ、重要なのは相手の視点に立つことなので、初心者だけではなく相手の理解度に合わせてアドバイスできるのがベスト。結局は共感能力を鍛えよ的ことになっていくんでしょうね。



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