会話後の後悔はなぜ?コミュ障が脳内反省会を止める術

会話した後に「ああでもない」「こうでもない」と、一人で脳内反省会を開いて長い時間を使ってしまう。このような悩みを抱えた人も多いかと思います。

特に会話で言わなくてもいいことを言ってしまった、失言をしてしまった時は強い後悔の念にさいなまれるでしょう。

では、なぜこんなにも同じことを繰り返し考えてしまうのでしょうか?これには、心理学的な理由があり、実はやり方によってメリットにもなるのです。今回はネガティブなひとり反省会のやめ方と、いい反省会の特徴をご説明します。

脳内反省会をしてしまう原因

人はミスをした時や、取り返しのつかないことをしてしまったと考えるとき何度も繰り返し同じことを考えてしまいます。実は心理学ではこの脳内反省会に名前がついていまして、「反すう思考」と呼ばれています。

反すうとは、「牛が食べた草を飲み込んだあとに口に戻して、噛んでまた飲みこむ」という動作のこと。つまり、同じことを繰り返し何度も考えてしまうことを反すう思考といういいます。

これが、ひとり反省会の正体です。会話で失敗したことをずっと考えてしまいますよね。特にコミュ障な人にありがちで、会話でのミスを大きく捉えることで後悔の念がぐるぐる頭の中を回ってきます。

実はこの反すう思考は、うつ病の原因であるとも言われておりまして、放っておくとメンタルがやられるリスクが高まります。

ところが、反すう思考にもパターンがあって、良い反すう思考とそうでないものの2つがあるんですね。なので、まずは自分がどんなひとり反省会を行っているのかをチェックしてみることから始めてみましょう。

2つの反すう思考の特徴

反すう思考には大きく以下の2つに大別できます。

1.ネガティブ反すう思考

これは読んで字のごとくと言う感じが、ネガティブなことを何でも考えてしまう反すう思考の事です。会話で失敗したときに「あんなこと言わなきゃよかった…」みたいなことを繰り返し考えてしまうのがこれにあたります。

2.意図的反すう思考

反すう思考というのは、自然と浮かんできてそのままずっと離れなくなってしまうのが特徴なんですが、こちらはあえて意図的に考える思考のことをいいます。ネガティブな考えが何回も浮かんできて、やるべきことに集中できない!って時がありますよね。この時に、自分がすっきりするまで、納得のいくまで考え尽くすという方法ですね。

さて、いい反すう思考はもちろん後者です。会話でしくじった時にひたすら後悔するのではなく、今後どうしたら同じミスを繰り返さないか、ミスを起こしてしまった原因は何なのかなどを具体的に考えると自然と反すう思考もおさまります。

会話でしくじったことの対策を練っておくと、「これで次は大丈夫だ」という安心感が生まれるんですね。さらにこのミスがあったからこそ、対策を考えるきっかけになったし、また1つ成長することができたと考えることができるわけです。

脳内反省会をする事は必ずしも悪いことではありません。自分の伸びしろに気づいて、成長する方法を知ることができます。ただ、「単純に自分は本当に口下手だな」「会話なんて一生うまくなるわけない!」といったネガティブだけの反すう思考はうつにつながりますよという話しです。

コミュ障が脳内反省会をやめる方法

といっても、会話でミスをする度に納得のいくまで反省していてはいくら時間があっても足りません。また、今やるべきことがあるという場合には反すう思考が浮かんでいると集中できないです。そこで、繰り返し浮かんでくる思考をすぐに止める方法についていくつか解説します。

1.ひたすらの紙に書き出す

これは感覚的にはわかりにくいと思いますが、自分の考えや感情ために書き出すことで頭がすっきりしてくるんですね。実際に心理学では「ライティングセラピー」というものありまして、不安やうつに対する効果も確認されています。

できれば、15分ぐらいやった方が確実ですが、5分だけでもけっこう効果があります。ポイントは手を止めずにひたすら書き続けることです。

2.AWAREテクニック

これは、ネガティブな思考に気づき、それが自然と消えていくまで観察すると言う方法です。思考や感情が浮かんでくるのは自然現象だと考えて、雲が流れていくのを眺めるように良い悪いの判断をせずひたすら観察していくのです。くわしくは以下を参考ください。

https://teshy-psy.com/2017/06/08/aware/

3.テトリスをやりまくる

意外にも、テトリスを行うと「トラウマ」が改善されるってことがわかっています。これは、ゲームに没頭することで不安やネガティブな気持ちが浮かびにくくなるからなんですね。つまり、テトリスで思考の幅をふさぐことで無駄な考えが思いつかなくなるのです。

まとめ

ひとりで脳内反省会を開催して、時間と労力を無駄にしてしまう対処法について解説してきました。何を隠そう私も会話でミスをしてひとりで反省会を開くことがよくあります。

そのせいで、試験におちたり、仕事が前に進まなかったり割とひどい目にあったわけですが、ここで紹介してテクニックを使うことで、最近は会話でしくじっても数分で立ち直れるようになりました。

コミュニケーションに一喜一憂してしまうと、相手の反応を期待することにもつながってしまいます。すると、周りの顔色を伺いながら生活することになるため、無意味でネガティブな振り返りはできるだけ少なくしていきましょう。

参考文献▼

  • 心的外傷後ストレス障害(PTSD)の発症を防ぐのに「テトリス」が有効であることが明らかに-gigazine

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