もごもご・ぼそぼそした話し方の原因と改善策

会話中に何度も聞き返される、はっきりと声を出すことができない。こうした悩みを抱いている人も多いでしょう。実際に、私自身滑舌が悪く、もごもご・ぼそぼそとした話し方を変えたいと思っていました。

多くの人はボイストレーニングを勧めますが、これにはほぼ意味がありません。ボイストレーニングは歌や演劇など決まったタイミングて声を出すものであれば効果的です。しかし、日常生活での会話はいつ自分が話すかが決まっていないので、せっかくボイストレーニングをしても、その後ずっと無口になってしまえば声の状態は元に戻ってしまいます。

また、人と話すことは性格などの心理的な問題が関わってくるのでボイストレーニングをしても自分の話しに自信がなければ、声の質は下がってしまいます。そのため、話し方を改善するにはメンタルトレーニングの方がはるかに有効です。

もごもご・ぼそぼその原因「緊張」

もごもごしたり、ぼそぼそした話し方の大きな原因は会話で過剰に「緊張してしまう」ことです。適度な緊張であれば、話し方に勢いが生まれてハッキリとした声が出せるのですが、緊張しすぎると声が出にくくなる現象が起こります。

声を出すには声帯を振動させないる必要があるため、より多くの息を使うことが大切です。しかし、緊張状態では呼吸のペースが速くなり、ひと呼吸が浅くなります。

その結果、息を少ししか使うことができなくなり、もごもご・ぼそぼそした話し方になってしまうのです。深呼吸には二つの意味があります。一つは心を落ち着かせるためで、もう一つはハキハキとした声を出せるようにするためです。

リラックスしすぎても声が出にくくなる

長い間、無口で声を使ってないと滑舌が悪くなったり、ぼそぼそした話し方の原因にとなります。ハッキリとした声を出すためには声帯筋という声帯を振動させるための筋肉を動かす必要があります。

しばらく、声帯筋を動かさないと筋肉がリラックスしすぎて、うまく声帯をふるわすことが難しくなります。例えば、朝起きたときになんだか声が出にくくい、低い声になっているという経験はありませんか?

この状態は睡眠で長い時間、声を使わないことで声帯筋はゆるみ声が出しづらくなったと考えられます。俳優や歌手が毎朝ボイストレーニングをするのは、この声帯筋を最高の状態に保つためです。

私自身、長いあいだ人と話はなさなかったりすると声がものすごくこもってしまいます。喉の奥の方で声が詰まって、外に響かせることができない状態といいますか。そのため、適度に人と話すようにして、声の状態を保つことが話し方を改善する重要なポイントです。

メンタルトレーニングでほぼ解決する

冒頭でもお伝えしましたが、もごもご・ぼそぼそした話し方を改善するには、ボイストレーニングよりもメンタルトレーニングの方が大切です。リラックスしすぎず、緊張しすぎない適切な声帯筋を保つには、人と話す回数を増やすことが大切です。

会話は心理的な要因が非常に強いため、実生活のコミュニケーションでは、「こんな大きな声を出して、嫌われたらどうしよう」という考え話し方の邪魔をしてしまいます。

今まで声を潜めて生きてきた人が、自信をもって堂々とハキハキ話せるようになるには、大きい声を出しても大丈夫だったという経験を積むことが大切です。

おそらく、誰でもハッキリとした声を出そうと思えば出せます。一人でカラオケに行くと分かりますが、一人なら大きな声を出すことはできます。しかし、周りに人がいることで自分がどう見られるかが気になり、声を押し殺してしまうのです。

そのため、メンタルトレーニングを行うことでもごもご・ぼそぼそした話し方の原因の大半を改善することができます。

  • 会話に慣れて適度な緊張感をもつ
  • ハッキリ大きな声で話せた!という成功体験を積む

この2つの方法で、もごもご・ぼそぼそした話し方は改善することができます。

相手の声により少し大きい声で話す

それでは、話し方を改善するメンタルトレーニング法をご紹介します。

人前で大きな声を意識しようとしても、どれほどのボリュームで声を出せばいいのか分からなくなることがあります。その結果、極端に大きい声を出してしまい、周りから引かれてしまう可能性もあります。

そこで、1つ基準を持っておくといいでしょう。おすすめは、話し相手より少し大きい声で話すことです。

心理学にはペーシングというテクニックがあります。これは呼吸のペース、声の大きさ、声のトーンなどを相手に合わせることで、相手に対して無意識に「話しやすい人だ」と思わせる方法です。

ただ、自分の声を自分の耳で聞いたときの声と、実際の後に差があります。そこで、相手よりも少し大きい目を目指すことで、ハキハキと話すことができるようになります。

ただ、相手が声が小さすぎたり、大きすぎる場合は真似する必要はないです。その場合、理想とする人物を一人決めて、その人と同じくらい大きな声で話すことを意識してみましょう

脱フュージョンで雑念に対処する

当サイトのメイン概念である心理療法ACTのテクニックに「脱フュージョン」という方法があります。これは、沸き起こる思考や感情に良い悪いの評価をせずただただ、観察し続けることです。「こんな大きい声出したら嫌われるかも」「あ、今大きい声出したら嫌われると思った」

と思考に気づいて観察するのです。ACTでは、思考や感情を雲の動きのような自然現象だと考えます。時間が経つにつれて何処かに行ってしまう一時的なものなのです。それを認識した上で、不安を感じながらも行動していくわけです。

また、大きな声で話せた時に、後からやってくる後悔の念に対処することも可能です。

 

「今のは、ちょっと声が大きすぎたんじゃないかな」→「あ、声が大きすぎたかもと思った」

「嫌われたかなー」→「嫌われたかもと気にしているぞ」

 

といった脳内反省会に対処する方法としても使えます。このように自分の思考に対処し、望むべき行動を取り続けることで、話し方は改善することができます。

また、話すときにうまく声が出なくても、自己嫌悪にはならないようにしましょう。普段しゃべらない人は声帯筋がリラックスしているので、長いあいだ声を使ってない場合は仕方ないです。話していく内に徐々に喉が開いてきて、ハッキリとした声が出せるようになります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください