考えたくないことを考えてしまうのは病気?原因と対処法を解説

思ってもいないことを考えてしまう、その考えを抑えようとすればするほど逆に浮かんできて、頭から離れなくなり自己嫌悪に陥っていませんか。

実は私も、ひどいことを考えてしまってそれが頭の中に何度も浮かんでくることに悩んだ時期がありました。具体的には、大切な人を傷つけてしまう(物理的に)のではと不安になったりです。

ただ、今はそこまで真剣にとらえることはなくなり、変な考えが浮かんでも気にならなくなりました。少しのコツを意識するだけで、こうした不快な思考を抑えることができます。

考えたくないこと考えてしまう理由

恐ろしい考えが頭の中に浮かんでくると、「自分が気が狂ってるのか」と考えがちです。しかし、これは決して特別なことではありません。誰しも少なからず、現実的にやってはいけないことを考えたことはあるのです。

ただ、その思考を真剣に捉えるかどうかがポイントになります。世の中に「思考は現実化する」などの言葉があるため、考えてはいけないと強く思ってしまう人がいます。この考え方こそが最も大きな原因の1つです。

人間には考えてはいけないと思うほど、逆に考えてしまう性質があります。心理学では、「シロクマのリバウンド効果」といいます。例えば、以下の問題にチャレンジしてみてください。

 

1分間、シロクマのことば絶対に考えてはいけません。

 

さて、いかがでしょうか。おそらく考えてしまった人がほとんどではないかと思います。このように、思考が抑えようとすればするほど現れてしまうものなのです。なので、考えたくないことを考えてしまうのはごく自然な現象であるといえます。

むしろ、その恐ろしい考えは絶対にやらない!という気待ちの現れたといえます。

病気の可能性もある

ただ、自分の意思に反して繰り返し不快な思考が浮かんできて、日常生活に支障をきたす場合は、心の病にかかっている可能性があります。これは、「強迫性障害」というものです。

症状は嫌な考えが浮かんで頭から離れなくなる「強迫観念」と不安を打ち消すために意味のない行為を繰り返す「強迫行為」の2つがあります。

考えたくないことを考えてしまう場合、前者が当てはまるでしょう。そして、強迫観念の中に「加害恐怖」という症状が存在します。

他人に危害を与えたかもしれない、もしくは与えるかもしれないと思い悩み、テレビや新聞を調べ漁ったしまいます。また、警察に話しを聞きに言ったりなどの行動を起こします。

他にも、不吉な数字にこだわって、不幸なことが起こるに違いないと思い悩む「数唱恐怖」という症状や自分は自殺するかもしれないと不安になる「自殺恐怖」などがあります。

強迫性障害の治療には、主に認知行動療法が使われます。変な考え方が浮かぶ度に、それを書き出し、正しい思考に修正するという方法です。例えば、

 

・出来事

「偶然、時計を見たら4時44分だった」

・思考

「あー、不吉だ…死ぬかもしれない」

・感情

不安90%

恐怖80%

⬇︎

・新しい考え

「4時44分だったからといって、危ない事にあったことはほとんどない」

「もし、トラブルが起きても他に原因があるはずで、数字は全く関係ない」

・感情

不安50%

恐怖30%

 

という感じです。このように、変な思考が浮かぶ度に合理的な考えに修正することで、少しずつ強迫観念を抑えていくのです。

私が克服した方法

私は嫌な考えが浮かんできて、眠れない日を過ごしたこともありました。その度に「なぜこんなことを考えてしまうんだ!」と自分を責めていましたが、心理療法ACTと出会ってから気にならなくなりました。これは最新の認知行動療法です。

ACTには、「思考は単なる物語にすぎない」という考え方があります。すなわち、現実に起こるものではないということです。今までどんなに成功のイメージを持っても成功しなかったのではないでしょうか?

想像するだけでは、現実になりません。引き寄せの法則などは存在しないと思ってください。自分で「行動」を起こさなければ、現実にはなりません。

ACTでは、「思考や感情はコントロールできないが、行動はコントロールできる」という立場を取ります。そのため、思考を無理に抑えるのではなく、受け入れることを重視します。その思考に良い悪いの判断をせず、ただ観察するのです。

そして、不安な考えがを抱えたままでいいので、正しい行動を取ることに集中していきます。この考え方を身につけてから、考えたくないことを考えてしまうことはあるものの、スルーできるようになりました。

特にACTの中でも「脱フュージョン」というテクニックがおススメです。これは思考や感情に飲まれないように距離を取る方法です。

ACTについては以下の記事で解説してますので、確認してみてください。

心理療法ACT(アクト)のやり方!マインドフルネスで恐怖を克服

2018.01.23

誰でも変なことを考えてしまうことはあります。ただ、それを真剣に捉えてしまうため、頭から離れないくなってしまうです。認知行動療法を試してみると良いでしょう。また、繰り返しネガティブな考えが浮かんできて離れない場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

うつ病の原因!反すう思考を止める「AWAREテクニック」

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