ハーディネスとは?高める方法やレジリエンスとの違い

折れない心と言えば、レジリエンスが有名です。しかし、そのレジリエンスを手に入れるためには、ストレスに強い心を手に入れる必要があります。

あなたの周りにもストレスに屈することなく、毎日ハードな仕事を平然とこなす人が一人は思い当るかと思います。

なぜ、ストレスフルな状態なのに疲れを見せず、活発に活動することができるのでしょうか。これは、ストレスに強い心「ハーディネス」が大きく関係しています。

ハーディネスとは何か

ハーディネスとは、高ストレス下であっても、精神的、肉体的な健康を保つことができる人が持つ心の特性のことを言います。心の頑健さとも言われていて、辛いことや苦しいことがあっても落ち込まないメンタルのことを意味します。

落ち込んでも、しなやかに立ち上がるレジリエンスに対して、ハーディネスは「そもそも落ち込まない、落ち込みづらい」という違いがあります。

ハーディネスはある程度、遺伝的に決まってくる要素が大きいのですが、ハーディネスが高まる環境要因というものもちろんあります。日常生活の中で、意識することで高めることは十分に可能です。

ハーディネスを獲得すると、以下のようなメリットがあります。

 

  • 1.つまらない場面でも、自分の目的と結びつけて意味のある状況へと変える
  • 2.自分は周りの人たちや環境に対してに影響を与えることできると思える
  • 3.失敗しても、成功してもその経験から学び、大きく成長できると思うことができる

 

つまり、辛い体験を「成長につながる体験」だと考えることができるため、大きなストレスがのしかかっても喜びに変えることができるのです。

ハーディネスを作る3つの要素

ハーディネスは以下の3つの要素から成り立っています。それでは、1つずつご紹介しましょう。

1.コミットメント
自分自身や仕事や家族、人間関係、仕事などの人生の様々な状況に対して自分を十分に関わらせている傾向。

自分の生活に深く関与していると感じる傾向で、自分がどういった人間であり、何をする人なのか信念。つまり、自分の中の価値観と日々の生活を結び付けて考えられているか、ということ。

2.挑戦性
変化することは人生で当然のことであり、変化は恐れるよりも自分を成長させてくれるものだと信じている。安定などこの世には存在しないという考え。

3.統制感
人生で起こる様々な変化に対して、自分をコントロールすることができるという信念。また、そのような行動。

個人の力が物事や出来事に対してある程度の影響を及ぼすことができると信じ、行動する傾向。

ハーディネスが高い人は、挫折や失敗を経験しても前向きに捉えて学びに変えたり、成長の糧にする力があります。

こうした物事へのとらえ方が、「どんな状況に陥っても、自分なら後からどうにでも対処できるはずだ」といった自信につながるのです。

ハーディネスを高めるトレーニング法

コミットメント、挑戦性、統制感の3つを満たすことができれば、ハーディネスは高めることできます。そこで、それぞれの身に付け方について解説します。

コミットメントの身に付け方

コミットメントの一番、大きなポイントは自分自身の「価値観」です。自分がどんな人間でありたいか、人生を通して何をしたいか、まず見つけることが大切です。

例えば、私の場合、「心理学テクニックの習得」は価値観の1つです。心理学では、日常生活のあらゆる状況で練習ができるので、どんなことにも結び付けられて便利です。

仕事に集中できない時は、「瞑想」や「運動」をしてみたり、人間関係で悩んだ時はコミュニケーションの技術やメンタルの整え方を実践してみたりと、コミットメントを高めてくれています。

このように、人生のあらゆる状況で「自分のやりたいこと」や「心の底から好きなこと」に結び付けて考えることで、辛い体験に対してやりがいがうまれ、問題に上手く対処できるようになります。

また、価値観を見つけるためのワーク集を以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

挑戦性を身に付ける方法

行動できない多くの方は、変化するのが「怖い、めんどくさい」と考えています。人間には現状維持バイアスという性質があり、新しいことや変化を起こすのが嫌になってしまうのです。

しかも、これは脳の本能的な働きなので、どんなに頭でやらなくてはいけいなと思っても、なかなか動くことができません。

しかし、方法はあります。脳はごく小さな変化であれば、気づかないという性質があります。そのため、小さな変化を繰り返して長期的なスパンで大きな変化を狙っていきましょう。

挑戦性は低い人は、小さな挑戦から始めて、筋トレにように徐々に負荷を上げていくと鍛えることができます。例えば、人に話しかけられないなら、「相手に5秒間、視線を送る」ことから始めてみる。

「店員さんに○○はありますか?」と一日一回は聞いてみるなど、自分が今少し頑張れば、挑戦できるなと思うことからトレーニングしてみてください。

統制感を身に付ける方法

統制感をつけるには、人生のどん底に陥っても自分の力でなんとかできるという気持ちを持つことが必要です。

このように聞くと自分には無理そうだ・・・と考えてしまうかもしれませんが、実際には非常にシンプルな方法で鍛えることができます。

それは、「失敗をメモしておく」ことです。自分に起きた最悪の出来事を今日から毎日記録してください。失敗日記を作るのです。ここから、が重要で1ヵ月後にその振り返りをして、

 

  • 失敗体験は今も辛いのか
  • 失敗がどんな今にどんないい影響を与えているか

 

を考えるのです。もう人生最悪だ!と思うことがあっても、今あなたは普通にこの記事を見ることができています。

また、その時は辛い体験でも、数か月後には笑い話になっていることもあるでしょう。こうした体験を私たち人間は、普段いくつもしているのですが、失敗や苦痛を感じた直後はどうしても気分が下がってしまいます。

そこで、失敗をメモして、それがどんなメリットを与えているかをしっかり文字として残すことで、「人生どうにかなる」という感覚を手に入れることができます。

これらコミットメント、挑戦性、統制感の3つを高めることで、「ハーディネス」を後天的に身につけることができます。ストレス耐性を強くしたい、辛くても行動できる心の強さがほしいという人は実践してみてください。

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