太っている自覚がないことが実は太る原因だったりする

周りからは太っていると言われるけれど、自分ではそうは思わない。「自分は太っているのか…」と鏡を見ながら悩んでしまうこともあるでしょう。

人は自分のことを正確に判断するのが超苦手なんですね。なので、自己イメージと周りから見た自分に大きな差が生じているケースが多いのです。

この自分の状態に気づかないことが原因で、好き放題に食べてしまい太ってしまうことも充分に考えられます。

主観や思い込みで自分が見えなくなる

前に「ザ・仰天ニュースのダイエット特集」で見たんですが、ある一人の女性は体重が80kgあるのにもかかわらず、

 

「自分はデブじゃない、ぽっちゃりだ!」

 

と言い聞かせて最終的に100kgオーバーしてしまったという事例が取り上げられていました。

これの原因は、彼女のお父さんの甘い言葉。「太っていないよ、ぽっちゃりだよ」と言い聞かせていたわけですね。こういった甘い言葉には、自己イメージを変えてしまう強力なパワーを持っています。

心理学ではこれを「ラベリングテクニック」といって他人から自分の印象を聞かされると、事実はどうであれ本当にその通りに行動してしまいます。

つまり、父親から言われた「太っていないよ」という言葉どおりに行動してしまうため、まだ痩せる必要はないと安心してしまうのです。

そして、基本的に人間は怠ける生き物なので都合のいいこと情報だけ信じる傾向にあります。

なので、友達から「太っているから、少し痩せなよ」と言われても父親から「太ってないよ」という言葉を聞けば、それを信用してしまうんですね。

こうして現実が見えなくなって、どんどん太っていくんです。変な宗教でも一度信じてしまえば、誰がなんと言おとも教祖さまが絶対になってしまいます。これと同じような現象が起きているということですね。

自分の太り具合を確かめる方法

ここまで見てきたように、太った自分を自覚していないことが原因でダイエットのやる気が上がらずに太ってしまうんですね。

では、どうすれば自分の太り具合を自覚することができるのでしょうか?シンプルな方法であれば、以下の2つが挙げられます。

1.体重やBMIなど数字を見る

数字は嘘をつきません。特にBMI(肥満指数)なんかを出すと、遠慮なく「あなたは肥満です!」と喝破されます。ちなみにBMIの計算方法は、

BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)2乗

となります。めんどくさい場合はココから簡単に計算できます。

 

2.見た目で判断する

痩せている人の写真と鏡にうつる自分を見比べてみてください。もし鏡を見たくない場合は、本当は自分が太っていることはわかっているけど認めたくない!という心理が働いています。痩せた写真と見比べることでコントラストがつくられるので、自分は太っていると自覚することができます。

 

最もわかりやすいのは、やはり数字を見ることでしょう。どうしても思い込みに引っ張られてしまうところがありますから。

 

ただ、一つ例外があって、体脂肪を図る場合には見た目で判断したほうがいいです。世の中にはある体脂肪計は誤差が大きいので、目で見た方がマシです。

痩せるためのマインドフルネス

いくら数字や見た目で太っていると自覚できても、冒頭でもお伝えしたように都合の悪いことは無視するのが人間です。

 

さらに、思い込みのパワーはそう簡単には拭えないので、どんなに客観的な事実や現実を突きつけられても、それを認めたくないという気持ちが起こる可能性があります。

 

そこで、「自己受容」を鍛えることが大切になってくるわけですが、自分を受け入れて望むべき行動をとる「ACT」という心理療法がダイエットに有効であることが分かっています。

ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)で痩せる

これは、オーソリアン・カトリック大学の560人のデータを調べたメタ分析です。

 

メタ分析は、科学界でも最も信ぴょう性が高いと言われている研究手法。複数の研究結果をまとめて大きな結論を出すのが目的です。

 

内容としては、マインドフルネス瞑想やACT、マインドフルイーティングなど15件のダイエットに関するマインドフルネスの研究結果を精査したわけです。

 

その結果、ずば抜け効果が高かったのがACTだったんです。

 

ほかのマインドフルネスの手法では、12時間で1.7kg〜1.8kgしか体重減少が見られなかったのですが、ACTに限っては7.6kgも痩せることができたんです。BMIも下がりましたね。

 

ACTは簡単に説明すると、自分の感情や状況を受け入れた上で、自分の価値観に向かって行動を促す心理療法です。例えば、

 

1.お菓子が食べたいという欲望が沸く

2.その感情に可も不可も付けず「自分はお菓子が食べたいと思っているんだなー」と自覚する

3.欲望が収まるまでその欲望を観察する

4.落ち着いてきたら、望むべき行動(野菜を食べる、お菓子を控えるなど)をとる

 

手順としてはこのような感じです。特に2は脱フュージョンといって、自分を客観的に捉え、誘惑をから逃れたい時にはかなり使えるので覚えておくとダイエットもはかどるでしょう。

 

ただ、マインドフルネスは12時間やれば一定のダイエット効果が得られるのですが、それ以上やってもあまり意味がないようです。

 

ということで、太っている自覚がなかったり、それを受け入れることができないと逆に肥満が深刻化してしまいます。

 

なので、数字で自分の体型を判断したり、ACTで自分を受け入れるテクニックを身につけて見てください。ダイエットは自分を知ることから始まります。

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