食べ物への異常な執着心をなくす方法とその原因

 食べ物に異常な執着心があって、何か食べいなと気が済まない…こんな悩みお待ちの方も多いでしょう。

 

特にダイエット中で、食べてはいけないと分かっていても、どうしても食べ物への執着を断ち切れずに誘惑に負けてしまう。

 

心理学的なテクニックで誘惑に負けないメンタルを作ることはできるものの、今回は主にその原因について解説していきます。

そもそも執着心とは?

まずは始めにそもそと執着心とはどのようなこと指すのでしょうか?一言で言えば、「こだわり」という意味ですね。

 

譲れないものとか、手放せないものという意味があり、それが無くなると強い不安感をおぼえるんですね。

 

つまり、執着することによって安心を求めているとも言えます。ちなみに、グーグル先生によれば、以下のような意味。

 

ある物・事に強くひかれ、深く思い込んでどうしても忘れ切れないこと。

 

これだけの気持ちを食べ物に抱いてしまえば、激しい食欲にかられて仕方なくなるのも頷けます。

 

要は、食べものが頭から離れられないほど強くひかれてしまっているわけです。

 

ダイエット中に食べたくて仕方がなくなっている時や、お菓子が頭から離れない時は食べ物に執着していると言えます。

病気の可能性も!?異常な執着心の原因

もし、執着心が異常なほど強いと感じるのであれば、摂食障害などの病気の疑いがあります。具体的には、「過食症」などです。

 

過食症のケースであれば、「とにかく口に物を入れたい!」という気分が抑えられなくなるのが特徴。

 

最終的には、数日分の食べ物を1回の食事で平らげ、その後トイレで「過食嘔吐」するという症状が現れます。

 

食べたあとに強い後悔を感じて、「なんとかして外に出したい」と下剤を使ったり、自分で吐き出したりする「代償行動」を起こします。このような症状に心当たりがあれば過食症の可能性が大。

 

⇒常に食べ物のことを考えてしまうのは病気なんですか問題

 

ただ、過食症には嘔吐することが快感になってしまっていることもあり、空腹を満たすためというよりは、吐くため胃袋に入れているというケースもあります。

 

では、過食症とはどのような原因で起こるのでしょうか?それは、心理的なものがほとんどで、今は症状が出てない人にも当てはまるものが結構多いんです。

執着心が起こるのはなぜ?

過食が起こる原因は、一概に「他人からどう見られるか」が大きなポイントになります。

 

摂食障害には「過食症」と「拒食症」が有名ですが、この2つの病気は、体重が異なるだけで症状に大きな違いはないんですね。

 

拒食症によって食べ物を口にしなさすぎて身体や脳が飢えてしまい、頭から食べ物のことが離れなくなります。

 

ただし、深刻なケースだと身体が危険な状態になるまで拒食を続けてしまい、命を落とすことさえもあるのです。

 

一方で、我慢できずに食べ物を拒むのをやめると今度は抑えていた欲求が爆発し、過食症に切り替わってしまうことがあります。これが、過食症の原因。

参考文献:http://psmut.umin.ac.jp/ed.pdf

 

食べ過ぎてしまったことによる罪悪感から「代償行動」取るのですか、そこから拒食症に戻ってしまうケースよくあるんです。つまり、拒食と過食を繰り返すわけですね。

 

このように、強すぎる食べ物への執着心は「拒食」から発生することがほとんどです。

心理的な要因から摂食障害は起こる

では、なぜ拒食症が起こってしまうのでしょうか?これには心理的な要因が大きくかかわっています。東京大学から出た「摂食障害ハンドブック」から大きな要因を以下に挙げていきます。

 

1.痩せていてスリムな人が理想的

スレンダーな人がモテるとか、能力が高いといった風潮が強くなっていることが原因。要は「痩せていないとダメだ!」と強く思うことで食べないことに執着してしまうんですね。

 

2.自尊心が低すぎる

自分は何をやっても上手くいかないと考え、原因を自分の太った体におきます。ダイエットが成功すれば、もっと自分を好きなれて、充実した人生が送れるはず!という考えに至ります。その結果、ハードなダイエットに取り組み「拒食症」に。

 

3.過去のトラウマ

幼い頃に「肥満が原因」でからかわれていたり、イジメにあった経験から極度に食べ物を避けてしまいます。「食べる→太る→嫌な目に合う」という思考回路になっているため食べ物を見ただけでトラウマを思い出してしまいます。

 

4.家族の影響

両親がケンカばかりしていて自分自身がメンタルが不安定な状態になる。他にも、親からの過剰なの期待であったり、虐待、家族のダイエットが原因となり食べ物を避けるようになってしまうんですね。

 

これらの原因は、摂食障害でない人にも当てはまるところかと思います。つまり、食べ物への執着心がある人はこれから発症してしまうこともあるため注意が必要です。

 

もし、こうした症状が出ているのであれば、内科や精神科、心療内科での早めの受診をおすすめします。

脳が暴れている人がほとんど

もし、拒食症の原因のようなものが当てはまらないのに食べ物への執着心が強いという人は「脳」に問題がある可能性があります。

 

実際には、脳の暴走が原因である場合が多いです。当ブログでは頻繁に出てくる話しなのですが、人間はもともと太らない生き物なんですね。

 

しかし、近年のテクノロジーの進化が早すぎたり、栄養素を取りすぎたり、取らなすぎたりとここ数十年のあいだで生活環境がガラリと変わってしまったわけです。

 

もちろん、人間の体のメカニズムはたかだか数十年ではウンともスンとも言わないわけで、現代の環境についていけないんですね。

 

例えば、加工食品なんかは、砂糖や塩の量が多すぎたり、トランス脂肪酸など自然界に存在しない危険な脂を使っていたりします。

 

https://teshy-psy.com/2017/08/11/bokeru-tabemono/

また知っての通り、砂糖や塩には「依存性」があり、ドーパミンという快楽物質を分泌させて「また食べたい」「もっと食べたい」という欲求を生み出します。これを利用している食品企業が多いこと多いこと。

 

この時点でけっこうな食べ物への執着心が芽生えていますね。しかし、脳が暴れる原因はこれだけではありません。

デジタル機器による食欲の暴走

スマホやPCが一般家庭に広まったのは記憶に新しい出来事なはず。つまり、これらのデジタル製品にも人間の体はついていけません。

 

特に悪影響があるのは、夜に浴びるブルーライトです。ブルーライトには刺激の強い光が含まれており、覚醒作用があります。

 

なので、夜に浴びてしまうと体内時計が狂ってしまい睡眠不足になるんですね。

 

睡眠が足りないと体の炎症(ストレス反応)がおさまらなくなります。この炎症は、体に脂肪を溜め込むコルチゾールを多く分泌させ、食欲も引き上げるため執着心の原因となるんです。

 

なので、夜にTVやスマホ、PCを見ている人はほとんどだと思います。

 

もし、心当たりがあれば注意してブルーライト対策する必要があるでしょう。

 

https://teshy-psy.com/2018/07/17/bule-light/

 

というわけで、食べ物への異常な執着心の原因は「心理的なもの」と「生活環境」が大きいと言えます。

 

人の体は約200万年ほど続いた旧石器時代の暮らしに適したものになっています。

 

現代のような暮らしになったのは、ココ5、60年の話。体が暴走するのも無理もありません。

食べ物への執着心をなくす方法

では、具体的な対処法について話しを進めていきましょう。まず、心理的な原因の対策について。

ACTアクセプタンス&コミットメントセラピー

これは、「認知行動療法」というメジャーな心理療法のひとつで、物事を受け入れて価値のある行動をとることを目的としています。

 

執着心をなくすためには、この「受け入れる」ということが非常に大切です。

 

物事に執着しているということは、何か受け入れられないものがあるはず。拒食症の例で言えば、「太ってはいけない」「食べてはいけない」などです。

 

しかし、実際は「食べてはいけない」と思うほど食べ物について考えてしまいますし、多く食べてしまいます。そうした、こだわりを手放すように考え方を変えるテクニックです。

https://teshy-psy.com/2018/01/23/act/

 

基本的には「脱フュージョン」で自分の思考を客観的に捉え、ありのままに観察します。

 

特に「欲望」が浮かんだ時に行うことが多いですね。「食べたい!」という欲が湧いてきたら、「あー、いま食べたいと思っているな」という感じ。

 

客観的に見ることで欲望に飲まれずに、冷静になって自制的な判断ができるわけです。

セルフアクセプタンスを鍛える

物事をありのままに受け入れるのが大事なのですが、その中でも「今の自分を受け入れる」ってのがかなり大切です。専門的には「セルフアクセプタンス 」と言います。

 

このセルフアクセプタンスとは、無条件に自分を受け入れること。

 

例えば「食べたい」と感じる自分を責めたりするのではなく、ごく自然なこととして受け止めるという感じですね。

 

これにはかなりの効果があって、セルフアクセプタンスを鍛えることで、ストレスによる食べ過ぎとムダな買い物が50%も減ったんですね。

http://www.acrwebsite.org/volumes/1014601/volumes/v41/NA-41

で、実際のトレーニング法としては、ありのままに物事を捉えよう!という考え方にまつわる名言を読むだけでかなりの効果が得られるんですね。

 

実験で使われたのは以下のフレーズであります。

「しがみつくことが私たちを強くすると考える者もいるが 時には手放すことが私たちを強くするのだ」ヘルマン・ヘッセ

「手放すことは、相手に愛を伝える手段のひとつである」作者不明

「わたしたちは、先に死んだ者たちのことを決して忘れたがらない。しかし、心に留めておいてほしい。忘却は世界の終わりではない。新しい人生の始まりなのだ」作者不明

「誰かへの怒りにこだわることは、その嫌いな相手が、あなたの頭に住み着く権利を無料であたえたのと同じだ」アン・ランダース

「わたしたちが本当に練習すべきことはひとつだけ。お互いの存在を手放すことだ。しがみつくことは誰にでもできる。そんなことは学ばなくてもいい」リルケ

「ひと呼吸ごとに受容と解放のチャンスがおとずれる。愛情を受け入れ、痛みを解放する」ブレンダ・マッキンタイヤ

「ときどき、自分がしがみついているものに本当の価値があるのか確かめ、手放さねばならない」作者不明

「わたしたちは、計画した人生をあきらめる意志を持たねばならない。未来に待ち受ける人生を受け入れるために」ジョセフ・キャンベル

「老子は『自分を手放すと、自分になれる』とおっしゃいました。わたしは、自分の持ち物を手放したとき、必要なものがて手に入りました。もがくのを止めたときに理想の仕事やパートナーが見つかったことは?これが手放すことのパラドックスです。達成するために手放すのです」メアリー・マニン・モリッシー

「自分が何者であるかにこだわらなければ、自分になれるだろう」老子

 

参考:パレオな男

 

こうした、こだわりを手放す名言をよみ共感を得ることで、「別に執着などしなくても生きていける」と思えるようになるんですね。

 

なので、今の自負を受け入れたい!と思ったら「身軽になろうぜ!」みたい詩や名言を漁ってみればよかと。個人的には曲を聴くのもアリだと思います。

自分への優しさを鍛える

先ほど過食症の人は食べすぎてしまった罪悪感から「代償行動」を起こすとご説明しました。

 

これは一般的なダイエッターにも多かれ少なかれ当てはまると思います。

 

例えば、食べすぎてしまった罪悪感によってさらに食べてしまうとか、周りの人に当たり散らしてしまうといったケースもよくあります。

 

こうした、罪悪感が「食べ物への執着心」を生み出している可能性が高いんですね。そこで、自分への優しさを鍛えるのが大切。

 

心理学では「セルフコンパッション」などと言います。さっきから似たような奴ばっかですね。

https://teshy-psy.com/2017/04/12/self-compassion/

この記事で、具体的なトレーニング方法は書いてあります。

 

激しい自己批判くる食べ物への執着を捨てたい場合にはかなり参考になるところではないかと思います。

生活環境の改善

ここまで、メンタル的なところから食べ物への執着心について話していきました。次は「生活環境」です。

 

人間は現代の生活に適応できていないとという話しをしましたが、具体的には人間の身体に対して「多いもの」「少ないもの」「新しいもの」の3つがあります。

 

1.多いもの

「砂糖、塩、炭水化物、オメガ6系脂肪酸、食事回数、動かない時間…etc」

このようなものが挙げられます。もともと人間は1日2食が基本。最近では、しっかり3食取ると逆に体に悪いという話しもでてきていますね。

 

2.少ないもの

「睡眠時間、コミュニケーション、運動、オメガ3系脂肪酸、日光に浴びる時間…etc」

言わずもがなですが、睡眠と運動が少ない人か多いです。さらにスマホやPCなどの情報社会になっているので人とのコミュニケーションも減っています。

 

3.新しいもの

「スマホやpc、テレビなどのから伝わる刺激、トランス脂肪酸…etc」

スマホやテレビなどのデジタル機器からの情報には脳が敏感に反応してしまうんですね。「超常刺激」と呼ばれるものですが、特にテレビの素早い画面の切り替わりや感情表出などかなり脳の集中力をそぎ落としてしまいます。

 

もちろん、ここに並べたものがすべてではないですが、まだ人間のからだに適していないものが現代には多くあります。

 

こうした、不適合なものに遭遇すると人間は「ストレス」を感じるんですが、先ほども少し解説したようにストレスは食欲をドカンと引き上げてしまいます。

 

そのため、生活環境から食べ物への執着心が生まれている可能性は十分にあるんですね。ぜひ、心当たりのある人は見直してみてください。

心理学と環境設定がカギ

ここまで、おさらいすると激しい食べ物への執着がある人は「摂食障害」の可能性がありますよという話しをしました。もし、症状に当てはまる場合には病院を受診しましょう。

 

ただ、「過食症」や「拒食症」の原因は、症状が出ていなくても、太りたくないと思っている人全員に当てはまるでしょう。心理的な要因が強いので、「自分を受け入れる」ことで対処していきましょう。

 

次に、人間の身体のメカニズムを理解して生活環境を整えることが重要です。

 

先ほどご紹介した「多いもの」「少ないもの」「新しいもの」をできる限り改善していくとストレスも下がります。

 

その結果、食欲が調節され、執着心もなくなるので万々歳となることでしょう。ぜひ、自分のケースと照らし合わせて実践していただければと思います。

お菓子を食べるのがめんどくさくなるシーフードダイエット



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