独り言はデメリットよりもメリットの方が多い理由

ずっと頭の中で考え事をしていると、注意力や集中力が落ちたなと感じることありませんか?

また、呼吸が浅くなっていて、無意識に息が苦しさを感じる人もいるのではないでしょうか。

当サイトでは、自分の感情や思考を客観的に見ることをお勧めしていたりしています。自分の感情や思考はどうしても主観的になってしまうため、正しい判断をすることが難しくなります。

そこで、今回は独り言をすることによって自分の考えを客観的に見る方法とそのメリットについてご紹介です。

頭の中で考えると脳のパフォーマンスが落ちる

何か考え事をする時、自分の頭の中だけで解決しようとする人が多くいますが、これは非効率的な方法です。

頭の中で考えことをしようとすると、知らない間に全く別のことを考えていると言う状況が起きることがあります。

人間の集中力はそう長くは持たないので、考え事をしてる最中に他のことに注意がそれそのまま流されていってしまうわけです。

 

考え事

脳が飽きて、散漫状態に

別のことに注意がそれる

違う話題を考える

 

このようなステップを無意識にやってしまう。なので、答えが出ていなくても全く別の話題に話が切り替わっている事は良くあるんです。なぜこういった現象が起きるかというと、

 

頭の中にある思考や感情は五感で感じる事ができない

 

からです。要は外に出さない限り、人間のどの感覚を使おうとも、思考や感情を知覚することはできないんですね。

そこで、紙に書いたり、口に出すことによって視覚や聴覚で感じることができるようになるわけです。

ただ、紙に書き出すのは、メモ帳とペンを取り出さなくてできないため少し手間がかかります。なので、最初は独り言からマスターしていくのが良いでしょう。

やる気を高める独り言「セルフペップトーク」とは?

では、実際に独り言をどのように活用していけばメリットが最大化されるのかってことなんですが、実はやる気を高める「独り言の使い方」があります。

最近ビジネスやスポーツでよく使われている方法で、「ペップトーク」と言うもの。

これは、アメリカ発祥の相手のやる気を高める話術。一般的にはチームメイトや同僚や部下など自分以外の誰かに向けて行うのですが、独り言を使って自分に対して行うことも可能です。

この場合は、「セルフペップトーク」と呼ばれます。ペップトークには以下の4ステップがあります。

 

1.受容(事実を受け入れる)

自分や相手の考えや感情、状況をそのまま受け入れること。

 

ex.「今日はエクササイズがめんどくさいなぁ〜、あ、自分今めんどくさがっている」

 

2.承認(捉え方を変換)

ポジティブな表現に変換して、考えや感情、状況を認める。

 

ex.「でも、待てよ。めんどくさいってことは、ここでやっておけば、今までとは違う自分になれるんじゃないか」

 

3.行動(してほしい変換)

自分のして欲しい行動を促す。

 

ex.「今やった方が後で楽できるよなー、少し痩せるかもしれないし」

 

4.激励(背中のひと押し)

相手や自分の性格を考えて、やる気の出る言葉を投げかける

 

ex.「とりあえず、5分でいいから動いてみよう!」

 

これは、やるべきことを先延ばししてしまうときの例。めんどくさくなったときに声に出して自分の思考を客観視することで、先延ばしの誘惑に飲まれずに我に帰ることができます。

自分の感情や思考に飲まれそうになってしまったときには、この4つのステップを試してみましょう。

他人に話しかけるように独り言をする

独り言のテクニックとしてもう一つ、二人称や三人称を使うというものがあります。

 

二人称=「君、お前、あなた」

三人称=「〇〇さん、彼、彼女」

 

イリノイ大学の研究によると、二人称で自分を勇気づけたグループの方がやる気がアップすることがわかっています。実験では、

 

1.俺ならエクササイズを続けられる!

2.君ならエクササイズを続けられる!

 

の 2つのパターンの独り言でグループを分け効果を比べたんですね。結果、二人称で自分を励ました方が長く続いたんです。

また、プレゼンの時も二人称で自分を励ました人の方が緊張も克服できるようになったという研究も。

三人称の独り言「サードパーソン・セルフトーク」

オハイオ州立大学の研究では、三人称で独り言を行ったグループの方が、自制心も高く、ストレスも低減されることがわかったんですね。

実験では、「普通の画像」と「不快な画像」の 2つも用意し、ただの独り言で反応するグループと三人称の独り言で反応するグループで効果を取りました。

結果、三人称の独り言を使ったグループの方が、脳の興奮が1秒以内に収まったんだと。

別の実験でも、三人称で過去を振り返った方が、認知負荷が軽減されることが分かったりと割りと良いことづくめ。

つまり、何か考えごとをするときは自分視点ではなく第三者視点で、考えるのが良いんですね。人は自分のことになると、周りが見えなくなりがちで、物事を大げさに捉えたりしちゃうわけです。

プレゼンに失敗したら人生終わりだみたいな。

そこで、「彼はなぜそんなに緊張しているんだ」と第三者の視点から自分を見ることで、客観的な頭に持っていけるのです。

また、声にだして、現状を受け入れ、励ますことで「セルフアクセプタンス」や「セルフコンパッション」の強化が期待できます。

最近の心理学では、自分を客観的に捉え、それを受け入れられる人が強い!みたいな風潮があるので、ぜひ独り言を活用していただければと思います。

ただ、1つデメリットがあるとすれば、公共の場でやると「かなりヤバめの人」だと思われるところですか。

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