はっきり言えない性格を治す「アサーション」入門

コミュ障の悩みとして定番なのが、自分の気持ちをストレートに表現できないこと。

 

早く帰りたいと思っていても上司に飲みに誘われたら断れなかったりします。

 

そこで、はっきりと言えない性格を治す心理学ということで参考になるのが「アサーション」という概念。

 

アサーションとは「相手も自分も大切にする自己表現」って意味で、人はコミュニケーションをとる時に自分の意見を言わな過ぎたり、逆に自分の意見を押し付けたりと一人よがりになりがちなんだと。

自己表現の3つタイプ

アメリカの心理学ウォルピィは人が自己主張する時には3つのタイプに分かれるといいます。

 

  1. 非主張的
  2. 攻撃的
  3. アサーティブ

 

非主張的:自分の意見や気持ちを言わない、もしくは言えない、言えてもあいまいで伝わらないこと。

 

小さな声で話したり、自信なさげに振舞ったりと無視されやすい消極的な態度も含まれす。 

 

ひたすら自分の意見を押し殺し、他人にしたがってばかりいると、頭痛、肩こり、胃痛、うつなどの症状になりやすいんですね。

 

はっきり言えない性格のほとんどがこのタイプかと思います。

 

非主張的になる原因は2つあって、まず1つは自分の内面的なこと。

 

意見の対立からモメごとが起きたり、相手に不快な思いをさせてしまうのではという心理から自己主張さけようとするんですね。

 

もう一つは周りの環境です。社会的なルールに従うことで「自分はちゃんとした人間だと」認められようすること。

 

集団から孤立すること過度に怖がり、ルールを破ったら周りから攻められると思っています。

 

攻撃的:反対に自分の意見を通そうとする。相手の反応や意見を無視し、自分を押し付ける態度のこと。

 

怒鳴ったり、命令したりすることはもちろんですが、優しく相手をおだてたり、表情豊かに話している時でも、相手を操作しようとしているのなら攻撃的に含まれます。

 

こうした態度は、立場が上の人が立場の弱い人にしがちで、年齢や地位が自分より下なら自分のほうが正しいに決まっているという思い込みが原因だったりするのです。

 

アサーティブ:先ほどの2つのタイプのちょうど真ん中ぐらいに位置するもの。バランスのとれた自己表現です。アサーティブのコミュニケーションの取り方は以下ののようになります。

 

1.自分の気持ちや考えを認識して、相手に正直に伝える

2.伝えたら、相手がどんな反応をしても受け止める姿勢をとる

 

2番がかなり重要で、自分の気持ちを正直に伝えたとしても、相手がそれに同意してくれるかは分かりません。

 

人間関係は互いに同意したり、しなかったりで構築されていくものという前提から相手がどんな反応を返しても受け止めるという姿勢をとります。

 

この3つのタイプはどれか一つのタイプに当てはまるというわけではなく、状況や条件によって変わっていきます。

 

例えば、普段は攻撃的な人も、好きな人の前では意見がいなくなり、非主張的になるなど。

 

つまり、お互いに自分らしくいられる関係を目指すってことですね。で、アサーティブには大きく2つのステップに分けられます。

 

ステップ1 自分の気持ちを知る

自分がいま何を感じているのかを気づくところから始まります。感じ取った感情が喜びや楽しさ、恐怖や不安などどんか感情も受け入れる姿勢をとります。

 

ステップ2 率直に言語化する

次に自分が思ったこと、感じたことをそのまま表現します。例えば、自分がいま何を感じているからわからない場合でも、そのまま「正直なんていったらいいか分かりません」と言語にして相手に伝えます。

アサーティブになるには

先ほども述べた通り、状況によってアサーティブになってることもあれば、なっていないときもあります。なので、自分がどんな時に攻撃的になったり、非主張的になるかを記録とりましょう。

 

少し言い過ぎたなぁと感じたら、その時の状況やなぜ言い過ぎてしまったのかなどをメモしておくわけですね。

1週間も続ければ自分の傾向がわかると思います。

 

次にアサーティブを阻害する5つの考え方についてご紹介します。

 

1.危険になると心配になり何も手につかなくなる

2.過ちや失敗したら、責められるのは当然だ

3.物事が上手くいかないとき、苛立つのは当然だ

4.誰からも好かれ、愛さなければならない

5.ひとを傷つけてはいけない

 

この考え方を1つでも持っているアサーティブじゃなくなる可能性があります。この5つの文章を読むとき「誰」のこととして読むかで自分の傾向がわかります。

 

自分:自分のこととした読んだ人は非主張的になりがち

 

他人:周りの人のこととした読んだ人は攻撃的になりやすい

 

常識:世の中ってそういうもんだよねって感じで読んだ人も攻撃的になりがち

 

常識としてとらえることが攻撃的になりやすくなる理由としては、自分の考えを相手に押し付けることにつながるため。

 

自分が攻撃的、非主張的になりやすい状況を見つけたら、この5つ考え方にハマってないかを確認しましょう。

 

そして、自分の意見は率直に言い、相手の反応を受け入れるように努力するようにします。

 

このトレーニングを積んでいくことではっきり意見が言えない性格が治るわけではないんですんが、自分は意見がいえないと自覚したうえで率直に自分の考えを口に出せるようになります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください