会話で焦るなら「二重思考」を使うべき!

焦る必要がない場面でも、不安傾向が強い人はアタフタしがちです。

 

その理由は簡単で、焦る場面ではないからこそ「ここであわてたら、変な奴だと思われる」と自分自身にプレッシャーをかけすぎているんですね。

 

なので、簡単な雑談や会話などでも焦ってしまう。ならば、そのプレッシャーを軽くしてやればよいではないかと思うわけです。

焦る習慣に気付く

会話で焦ってしまうことはあれど、どんな時でも、どんな状態でも、誰と話しても、焦ってしまうという人はごくわずかかと思います。

 

全ての話しが焦りにつながるのではなく、会話の中で、ある状況に陥った時に、焦りが出てしまうって場合がほとんどです。

 

例えば、

  • 相手の意見に反論するとき
  • 相手の嫌な顔をされた時
  • 上司に意見を言うとき

 

などですね。このように自分がどこで焦るかを把握しておくことで、対策も取りやすくなるんです。

 

というわけで、まずは、焦った時の状況を事細かにメモしておくことからスタートします。メモする内容としては、

 

  1. 時間
  2. 出来事
  3. 身体反応
  4. その前に何があったか

 

この4つの項目だけでもOKです。自分に反応を分析することで、メタ認知やセルフモニタリングにつながりますんで、メンタル強化になります。

 

で、4番目の「その前に何があったか」がもっとも重要で、これは何が原因で焦ってしまったのかを知る手がかりになります。つまり、焦りの引き金を見つけることができるわけですね。

 

コラム法なんかで「自動思考」を書き出している人は、それでもかなり十分です。

 

少なくとも、一週間分は続けて記録したいところ。できれば1か月ですね。より多くの記録があれば、その分正確に自分の焦る傾向をつかみやすくなります。

自分の理想像をモデリングする

焦る状況がわかったら、これまで記録してきたメモを参考に、理想の自分を設定していきます。

 

例えば、

 

焦らない、自信がある、喋りがうまい、面白い….etc

 

といった感じに、理想の自分の特徴を挙げていきましょう。10~20項目ぐらいでOKです。

 

次に書き出した特徴に最も近い人を友達や家族、知り合い、もしくは芸能人でも構いません。その中から一人選びます。

 

で、その人の「真似」をする!!!!

 

ってことやっていきます。これは心理学で有名な「モデリング」というテクニックです。憧れの人の真似をすることで、普段取れない行動がとれたり、自信が芽生えてくるという。

 

焦る原因としては、冒頭で説明したようにプレッシャーがかかりすぎていて、意識がそちらのほうに集中してしまってるからです。「ミスったらどうしよう」みたいな。

 

そこで、自分が憧れている人物をイメージして、模倣することで「あの人の喋り方はこんな感じだろうな」と意識を演じることに集中させることができるんですね。

ネガティブな思考が「理想の自分」へと導く

しかし、この「モデリング」の効果は一時的です。スピーチや面接などの短期決戦には効果がありますが、長期的に見ると逆効果になることが分かってます。

 

ホントは不安なのに、強引に自信や感情を作っていくわけですから、その分、疲労も大きくなってしまうんです。

 

さらにポジティブシンキングの効果を調べた研究では、いいイメージをすればするほど、やる気が出なくなるという結果も出ています。

 

 

このように必ずしも、「いいイメージ」した方が上手くいくとは限らないわけです。そこで、ネガティブ思考を使っていくという手段に出ます。

 

モデリングで理想的なイメージを持ちつつ、起こりうる障害について考え、対策を練るんです。

 

自分は絶対にうまくいくだろうけど、そのためにクリアしなければならない問題はなんだろうかと考えていくわけです。

 

これは「エッティンゲンの二重思考」という理論からも説明ができまして、ネガティブとポジティブの二つの考えが目標達成には重要なんですね。

 

で、そのネガティブ思考は「自分はこういう時に焦ってしまう」という焦る状況をメモしたものがありますよね。

 

それ自体が、理想を追いかける上で障害となります。

 

なので、書き出した状況に対して、どうすれば焦らなくなるか、対策を考えていくんですね。

 

例えば、

反論されたら、とりあえずオウム返しする

嫌な顔されたら、モデリングに集中する

上司に怒られたら、深呼吸をする

 

など。このように、状況ごとに対策を考えておくと、不安にもなりにくくなりますんで焦らなくなります。

 

で、この〇〇したら、××するって形式に見おぼえがあるという人は、ご明察で、過去に何度か紹介している「if-thenプランニング」というテクニックを使っています。

 

なんと、100以上もの研究で効果が証明されているんだそうで、対策づくりにはもってこいなテクニックなんです。

 

というわけで、

 

  1. モデリング
  2. 障害を考える
  3. 対策を練る

 

という3つのステップだけでも覚えていただければ、だいぶ会話で焦ることも少なくなるはずです。

 

もし、対策を練るのがめんどくさければ、「焦ったら、深呼吸する」といったシンプルなプランニングでも効果が出るかと。ぜひお試しを。

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