他人とのつながり「共同体感覚」が幸福度を上げる

 アドラー心理学は人間関係を円滑にしてくれる手段として人気を集めていますが、そのアドラー心理学の要となるのが共同体感覚。

 

これは簡単に言ってしまえば、「他者とのつながりを感じる感覚」のことを指しています。

 

折れない心「レジリエンス」を構築する上でも他者とのつながりは非常に重要な部分なので、メンタルを強くする上でも共同体感覚は身につけておきたいところ。

他人とのつながりは幸福度を高める

幸せを感じられない大きな原因の一つとして「孤独」であるという事が挙げられます。悩みを打ち明けられる人がいない、逆に頼ってくれる人もいない。という状況。

 

しかし、共同体感覚が身につけば、常に他人とのつながりを感じられるので、自分は一人じゃないんだと考えることができるようになります。

 

孤独はタバコよりも死亡のリスクが高い!とか、自信喪失の原因になったりとよろしくない要素が満載。

 

一方で、他人とのつながりを感じるられると幸福度が上がり、健康状態も良く、寿命が延び、レジリエンスが鍛えられるなど様々な面でプラスに働くことがわかっています。

共同体感覚を身につける3つの要素

では、具体的にどのようにして共同体感覚を身につけるのか見ていきましょう。ポイントは3つあります。

 

1.他者信頼

2.他者貢献

3.自己受容

 

要は他人を信じ、他人に貢献し、自分を受け入れれば良いわけですね。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、この3つは他の心理学でも言われていることですよね。

 

他者信頼や他者貢献は、ギバーの考え方。自己受容は「セルフアクセプタンス」のこと。

 

詳しくは、

 

 

なんかを読むとかなり科学的な方法がわかると思います。

 

ただ、アドラー心理学のほうが取り組みやすさでは上だと思いますんで、この記事ではアドラーが教えている「他者信頼」「他者貢献」「自己受容」の方法をご紹介します。

 

1.他者信頼

アドラーで言う信頼とは、自分が得をするから相手を信じるような損得勘定は、本当の意味での信頼とは言えないんですね。

 

無条件で他人を信じることで、はじめて「信頼」と呼べるのであり、見返りを求めない姿勢がさらに相手の「信頼」を引き起こすんですね。

 

人見知りやコミュ障は見返りを求めずに他人を信じることがかなり苦手です。なので、「信頼」することも、されることも少ない。そのため他人とのつながりを感じにくいんですね。

 

2.他者貢献

アドラーでは、自分に価値があると感じられるときに人は勇気を持つことができると言います。

 

ここでいう、勇気とは自分に嘘をつかず、自分の気持ちに正直に発言したり、行動したりする意志のことを指します。

 

人は「自分には価値がない」と言うやらない理由をでっち上げ、自分を正当化しようとするんですね。

 

そこで、アドラーは自分に価値を持たせる方法として「他人に貢献する」ことが一番であるとしています。

 

ここでも、他者信頼の見返りを求めない姿勢は重要で、借りがあるから、お返しをしなきゃ!と言う考えではなく、無条件に他人に貢献にすることが大切。

 

わけもなく、人が喜ぶことを積極的に行うことで、多くの人から必要とされるようになり、それこそが人間にとって最大の幸せであるとアドラーは伝えています。

3.自己受容

自分の良い面、悪い面を認識した上で、自分には価値があると考えることを自己受容といいます。

 

無条件に他人を信頼し、貢献することで他人から必要とされ、幸福度が上がります。

 

この満たされた気持ちがあることで、自分の悪い面も素直に受け入れられる度量が身につき、自分に価値があると感じられるようになるんですね。

 

この3つは相互に作用しており「他者信頼」することで「他者貢献」につながり「他者貢献」することで、自己受容につながります。

人は必ず共同体に所属している

この3つの条件をクリアするための手っ取り早い方法が「共同体に貢献する」ことです。

 

共同体とは、団体とかチーム、組織などのことを言います。例えば、あなたが学校に通っていれば、学校が共同体になりますし、会社員なら会社が共同体にあたります。

 

ただ、考え方を変えれば共同体はいくらでも広げられまして、日本人っていうのも一つの共同体だし、さらに言うと、地球に住んでいるというのも共同体になります。

 

アドラー心理学では、考えを広げれば宇宙までもが共同体であるとしています。つまり、人は必ずなんからの共同体に所属していると。

 

家族でもいいですし、友達グループでもいいので、身近な共同体に無条件に貢献することが「共同体感覚」を得るための近道なんですね。

 

で、共同体感覚と真逆の考え方が「私的理論」です。これは、自分一人のメリットしか、考えない利己的な考えのこと。

 

例えば、サッカーの試合でチームとしては勝利したけれど、自分が点を決められなかったから落ち込むというのは、まさに私的理論だと言えます。

 

他人が決めたゴールを、さも自分が決めたかのように喜べることが「共同体感覚」につながるんですね。

 

というわけで、アドラー心理学の要である「共同体感覚」についてでした。やっぱり、お金を他人のために使うと幸福度が上がるって研究があったり、孤独は様々な健康被害を引き起こすとも言われているので、積極的にギバーになりたいところです。

 

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