人見知りが治らない原因「回避行動」の対処法

これまで色んな方法を試してみたけど人見知りが治らない!って人がけっこう多いです。

 

本屋に行けば、人見知りを克服するための方法なんて腐るほどあるんですが、実際に克服できる人は数少ないみたいですね。

 

というわけで、なぜ人見知りを治そうと努力しているのに一向に治る気配がないのか、その理由について考えてみます。

「回避行動」が恐怖を増幅させる

結論から言うと、人見知りが治らない、克服できない最大の理由は「人と話さないから」です。

 

もしくは、知らない人と話さないからですね。なぜ人間が人見知りになるかというと、遺伝的なものを除けば、人間関係で傷ついた経験があるからです。

 

ここで重要なのが、人間の脳は「体験を学習」すること。

 

脳は快感が得られた体験は、もう一度やりたい!という強い欲求が生まれます。一方で、不快な体験だった場合には二度しないように学習されます。

 

ゲームやアニメ、映画を観るとかなら進んでやりたくなるのに、勉強や掃除などは後回しにしたくなるのはこう言った脳の性質によるものなんですね。

 

で、人間関係で事故ったり、大きな失敗をして傷ついた人はその体験を脳が学習して、

 

「次回はどうすればこんな悲しい思いをしなくて済むかな? そうか!人と関わらなければいいんだ!」

 

と言った感じに人と関わるチャンスがあっても自分から避けてしまうと。これを脳科学では「回避行動」と呼びます。

 

このような「体験の学習」の影響力はかなり強く、いくら頭で「話しかけよう」と思っても恐怖心が邪魔をして回避行動を取らせようとします。

 

というのも「快、不快」を学習する脳部位は人間の本能を司るむちゃくちゃ強力な部位なので、理性で立ち向かっても、あっけなく負けてしまうんですね。

 

心理学でも、社交不安の1番の原因は「回避行動だ!」っていわれてるぐらいなので、こいつを無くすための努力は必須なのかと。

感情の受け入れが恐怖を鎮める

一見、打つ手がないような「回避行動」ですが、回避しなきゃなと思いつつも、その行動が取れるようになる脳の鍛え方があるんですね。

 

アクセプタンスという心理学の概念があって、当ブログでも何回か紹介してます。簡単に言うと、感情に気づき、観察して受け入れるというもの。

 

人間は自分の感情に気づいてないことが多いので、あとで冷静に考えればおかしな行動だとしてもそれに気づかずに、感情に支配されて暴走してしまうんですね。

 

この場合、大抵の人は過去か未来のことを考えています。例えば、人見知りな人は「相手に嫌な顔されないかな…」と未来のことを考えて行動を回避しますよね。

 

もしくは、「あの時こう答えていればバカにされずに済んだのに」といった感じで過去に意識が行ってる場合もあります。

 

この思考を止めるために感情を観察するという方法を取ります。例えば、今まで経験した最大の恐怖を100%とすると、この恐怖心は何%ぐらいだろうか。と感情を数値化してみるとか。

 

あとは、身体の反応を観察するって方法も有効です。「肩が上がってるなー」「呼吸が早くなってるかも」といった様々な気づきが得られるはず。

 

そうやって、今の感覚に集中していく内に感情的な思考がしずまってきます。すると冷静に物事を捉えられ、自分の思い通りの行動が取れるようになると。

 

これはACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)という新しい心理療法でして、認知行動療法の進化版ともいわれております。

 

ACTの代表的なテクニックとしては、

 

この4つですね。いずれも、自分の感情を客観的に捉える技法なので、回避行動を起こす原因である不安や恐怖などに気づき、受け入れることができます。

 

どんな恐怖も体験しないことには、完全に克服はできないので、逃げずに立ち向かうメンタルを作り、ひたすら「人と話す経験を積む」これが人見知りを治す1番の近道です。

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