相手の心が読めるようになる「セルフモニタリング能力」の高め方

 観察は相手に信頼される上で大切です。ただ、ここで多くの人がやりがちなのが、相手を観察しすぎて自分を見失ってしまうこと。

 

観察ってのは面白いもので、自分を観察することで共感能力が上がり、他人の気持ちがわかるようになるといった研究もあるんですね。

 

まさに自分を知ることは他人を知ることにつながるんだと。

 

とはいえ、自分を観察するってどういうことやねん!って人もいるかと思いますんで、概要から説明していきます。

自動的にやってることに気付く

そもそも、自分を観察するということは、自分の考えていることや行動したことを客観的に捉えること。

 

これをセルフモニタリングやメタ認知といいます。

 

人は自分が感じていることや行動を認識できていないことが多いんですね。

 

例えば、「カッとなってつい、言いすぎてしまった」とか「衝動買いして、あとから後悔した」みたいな。

 

この原因としては、自分が今やってることに集中できていないからです。

 

脳は過去の経験によって物事を判断しがち。

 

有名なのがパブロフの犬でベルを鳴らしたら、エサを与えるってのを繰り返してるうちに、ベルを鳴らしただけで犬はよだれを出すようになります。

 

普通に考えれば、ベルが鳴っただけでエサがもらえるとは限らないんですが、脳はラクをしたがるので、「ベルの音=エサ」みたいな。

 

今までの経験から無意識にエサが食べられると考えてしまうんですね。

 

人間の生活のほとんどは自動操縦モードだと言われており、パブロフの犬みたいなことが日常的に行われています。

 

通勤や通学してる時に一歩一歩足を動かそうと思って歩いてる人はいないはずです。

 

他にも歯磨きとか、風呂とか考えなくても無意識にやってることをする時は自動操縦モードです。

 

このように人の生活の大半は無意識に行われています。自分を観察するとは、無意識に行われている思考や行動に気づくことなんですね。

自動操縦は脳が激しく疲労し、うつの原因に

自動操縦モードがよくない理由としては、ありもしないことをくよくよと考えてしまうところ。

 

例えば、人前で話しをしなければならないって時に「ミスしたら笑い者にされるかもしない」と必要以上にあがってしまい実力が発揮できなかったという経験はありませんか?

 

他にも「挨拶を返してくれなかったから自分は嫌われてるんだ」といった自動思考なんかも人間関係でトラブってしまう原因になります。

 

このようなネガティヴな考えはもちろんですが、自分はなんでもできるに違いないといったポジティブな自動思考もよろしくなくて、物事をしっかりと確認せずに行動したりでミスが多くなります。

 

自動的に行う習慣をつくることは大切ですが、物事を無意識にできるようになると考えごとをしながらやりがちです。

 

洗い物しながら考えごとをしていたりなど。

 

この時、脳は複数の情報を処理する「マルチタスキング」を行っており、激しく疲労します。

 

仕事のパフォーマンスも下がって効率が悪くなってまうんですね。さらに考えごとは「うつ病」の原因になることもあります。

 

といった感じで自動操縦モードかなり危険なのでしっかりと自分が考えてること、感じてること、やろうとしてること、やってることを観察して気づくことが重要なんですね。

セルフモニタリング能力を上げる4つのテクニック

1.瞑想

お馴染みのマインドフルネスですね。呼吸に集中し、注意がそれたり、雑念が浮かんでくるのでそのことに気づき、ゆっくりと呼吸に意識を戻す。これを繰り返します。

 

瞑想を続けると共感能力メタ認知能力が上がった!という結果もあり自己観察への効果はハンパないです。

 

2.アクセプタンス

これは、自分の思考や感情を否定せず受け入れる方法。思考や感情はコントロールできないが、行動はコントロールできるという立場をとります。

 

恐怖心が芽生えたら、その恐怖を観察し、消えていくのを待ちます。

 

人は考えてはいけないと思うほどそのことについて考えてしまうので、自分の思考を受け入れて、観察していくことで自然に思考を止めることができるんですね。

 

もちろんセルフモニタリングには効果絶大。

 

3.認知療法

アクセプタンスの思考を修正するバージョン。

 

浮かんできた思い込み(認知の歪み)に気づき、修正していきます。例えば、

 

「またミスをしてしまった。自分は世の中に必要とされてない人間なんだ」

 

という思い込みが浮かんだら、

 

中には自分を必要としてくれた人もいたでしょ。

といった感じで修正します。これを繰り返していくと、自分の思い込みにすぐに気づけるようになるので、セルフモニタリングにつながると。

 

4.ライティングセラピー

不安やネガティヴな感情をひたすら紙に書くって方法。

 

10〜20分間なるべく手を止めず、書きまくります。

 

すると、自分の悩みを見える化することで、思考や感情を客観的に見ることができるようになります。メンタル安定効果も絶大です。

 

この4つが有名どころですね。まずはどれか一つを始めてみて、慣れてきたら組み合わせてやってもOKです。

 

このように自分を観察することは相手のことを知ることにつながります。

 

コミュ力を上げるファーストステップは相手を観察することではなく、自分を観察することです。

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