勇気は努力か、才能か?リスク取って行動するための科学

  心理学者ロバート・ビスワス・ディーナー博士の「勇気の科学 」が参考になり過ぎました。

 

人間関係のありもしない恐怖、「あの人に嫌われたかなぁー」みたいなのをかわす方法はある程度わかってるんですが、将来必ず起こる恐怖、「手術の痛みなど」にどう立ち向かったらいいのか謎過ぎて調べてました。

 

そこで、そういえば「勇気」を科学的に調べた本ってあるのかなーと思い立って見つけたのがこの一冊。著書のディーナー博士は高所恐怖症ながらも科学の力を使って、スカイダイビングを飛ぶことができたとのことで。

 

ということで、今回はこの本から「勇気」はどこから生まれるのかを書いていきます。

「勇気」の本当の意味とは

今から話す内容は、勇気の定義を理解してないとほぼ意味をなさなくなってしまうので、そもそも勇気って何なの?ってところから入ります。

 

とりあえず、ディーナー博士が定義した勇気がこちら。

「勇気とは、危険、不確実性、恐怖があるにもかかわらず、道義的で価値ある目的に向かっていく行動意志である」

 

途中から分けがわかんなくなると思いますが、まず、道義的ってのは人の道に外れないということです。例えば、殺人とかテロなどの行動を起こそうとする気持ちは勇気とは呼べないわけですね。

 

火事の中に勇敢に残された人を助けに行ったり、銃を持った強盗犯を取り押さえたりと「勇敢で価値があり、称賛されるような行動を起こす気持ち」を勇気と定義しています。

 

この称賛されるってのが重要のポイントで勇気には2つの種類があります。

 

1.一般的勇気

2.個人的勇気

 

一般的勇気は誰が見ても称賛したくなるような行動を起こす気持ち。まさしく、火事の中に人助けに入って命を救ったら誰もが称賛するでしょう。

 

それに対して、個人的勇気は「自分自身の個人的な恐怖に打ち克つこと」なんですね。

 

例え、多くの自分を称賛するとしても、火事で燃えている家の中に助けに入れる勇気をすべての人が持っているわけではないです。

 

人間には恐怖に打ち克ち、行動できる限界のラインがあります。これが個人的勇気です。ディーナー博士いわく、一般的勇気は高めることができず、個人的勇気なら高めことができるんだと。

勇気を生み出すには

勇気の構成要素2つ

ディーナー博士は勇気を構成する要素として、以下の2つを掲げておられます。

 

1.恐怖をコントロールする

2.行動意志を強化する

 

勇気を生み出す時「危険や不確実性」というリスクが必ずあります。これは恐怖のことで、勇気をだそうとしても恐怖に飲まれて行動を決断できないことがあります。なので、いかに恐怖をコントロールするかが重要になります。

 

そして、行動意志を強化ためには「なぜ自分がその行動を取るのか」を考える必要があります。仮に恐怖をコントロールできて「他の誰かがやってくれるでしょ」と感じたら行動するモチベーションが下がってしまいます。

 

というわけで、勇気を生み出すにはこの2つが必要です。ここからは恐怖をコントロールし、行動意志を強くするテクニックをご紹介します。

恐怖をコントロールする方法

1.恐怖には恐怖で対抗する

これは、簡単に言うと「もっと怖い状況を想像する」ってこと。もしくは、「今の状況の方がまだマシだと考えれる理由を挙げる」方法です。

 

具体的に私がやったの親知らずの抜く恐怖をコントロールするために「親知らず 虫歯 放置」で検索していかに親知らずを抜かないことが恐ろしいことなのかを調べたんですね。

 

それでわかったのが、「アゴの骨が溶けて激痛でのたうちまわるハメになります」とか「最悪の場合、死に至ります」みたいな。やらない恐怖を増長させてくださるサイトがいっぱい見つかりました。

 

このように、「恐怖から逃げる恐怖」をよりリアルにしていく必要があるんですね。

 

2.魔術的思考を利用する

ちょっと怪しげの雰囲気を感じますが、不安を取り除く上で、何かを「信じる」ことが非常に重要です。

 

この本の中で紹介されていた研究では、占いやラッキーアイテム、迷信などを信じる人は不安を感じることが少ないといいます。また、宗教を信じる人は健康なんてことも心理学では言われていたりする。

 

とはいえ、神や占いなんか胡散臭くて信じれないよーって人も多いかと。私も同じくで「神や占い」なんかには拒否反応を起こしてました。

 

しかし「神や占いなどの迷信」を「信じる」ことで人間のパフォーマンスが上がることが科学的に証明された場合は別です。結局、それは科学を信じることになるからですね。

 

スポーツ選手なんかがよくやってるジンクス、五郎丸選手のルーティンみたいな。〇〇をしているから大丈夫という絶対的な自信を持たせてくれるのが迷信なんですね。

 

それでも「迷信」は信じれないよ!って人は1日の終わりに運が良かったこと思うことを3つ書き出すとOKです。不安になった時にそのメモを見ると、外的要因が味方をしてくれる(自分は運がいい)という絶対的な安心感が得られます。

 

行動意志を強化する方法

1.役割を持たせる

人間には「役割性格」というものがあります。普段をおとなしい性格でも、リーダーに任命されたら部下をまとめないといけないという責任感が生まれます。

 

すると、声を大きく出したり、部下に檄を飛ばしたりするよつになる人もいます。このように自分に役割を与えることで、行動する責任が発生して行動意志が強くなるというわけ。

 

2.集団の力を利用する

これは、当ブログでもよく出てくるテクニックで「人の目」を使って行動力上げるってやつですね。

 

例えば、家で一人でいる時は30分の筋トレすらも面倒くさいと思ってしまうのに、会社に行く1日8時間以上も働くことができてしまう。これこそが集団の力です。

 

「人の目」を使うと、人から称賛されたいから仕事を頑張るとか、だらけたら上司に怒られるなど「自分の行動が人に影響を与えているんだ」という実感を得やすいんですね。

やってみた感想

というわけで、恐怖をコントロールすることと、行動意志を強化することでリスク取って一歩踏み出す勇気を得ることができます。

 

将来起こる恐怖をコントロールしようとして思って、筆記療法瞑想認知療法など色々試してわかったのが全て一時的ということです。

 

結局は行動療法(恐怖そのものに向き合うことが)必要だなーと感じました。恐怖から逃げることはその恐怖を先延ばししてるだけで、また同じ状況になったら結局怖くなるわけです。

 

なので、私は勝手に「行動する恐怖は行動しない恐怖そのものである」と思っています。 行動してみると意外にも、思ったほどのことではなかったってこともあります。

 

恐怖に怯えて行動しなければ自分で勝手に恐怖を膨らませて最終的に自爆してしまいます。親知らずを抜いた時も、抜く前はめちゃくちゃ怖かったですが、実際はほぼ痛くなかったです。

 

なので、恐怖を感じたら「自分はその恐怖から逃げることを怖がってるんだと」考えると、これまた恐怖をコントロールすることに繋がってくるんではと。

 

そんな感じで非常に参考になった「勇気の科学」でしたが、この記事はかなり私の解釈が入ってるんで、もっと詳しく知りたい人はぜひ本を買って読んでいただければと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください