愚痴の聞き役がストレスで疲れないための対処法3つ

 いつも人の愚痴を聞いてばかりで疲れてしまう。特にプライベートなんかで愚痴られるとせっかくの休みが仕事以上に疲れたりとか。

 

そんな苦労人な愚痴の聞き役から脱する方法を今回はご紹介していこうと思います。

付き合う相手は選んだ方がいい理由

「習慣の伝染」というものがあるので話しが上手くなりたいなら、話しが上手い人と付き合えばいいとか、痩せたければ、痩せてる人と一緒にいればいいみたい話しがあります。

 

ただし逆もしかりで、愚痴を言ってくる人ばかりと付き合ってると自分も愚痴をこぼすようになってしまいます。

 

これはエモーショナル・コンテイジョンと呼ばれる情動の感染が起こるため。他人から愚痴などのネガティブな表現を受け取ると自分もネガティブな気持ちになってしまうんですね。

 

カリフォルニア大学リバーサイド校の研究者ハワード・フリードマンとロナルド・リジオの報告によると、ネガティヴな言葉もしくは態度をしているひとが視界に入るだけで自分もネガティブな感情を経験しやすくなるんだと。しかも、その結果、脳のパフォーマンスも低下してしまうんですね。

出典:Effect of individual differences in nonverbal expressiveness on transmission of emotion

 

確かにわたしもイライラしてる上司と仕事をしたことがありますが、私はその上司に気を取られてミス犯して、怒られることがよくありました。お前がイラついてるからミスるんだろ!って言ってやりたかった。いわゆる逆ギレってやつですね。

 

このような、伝染するストレスを「セカンドハンド・ストレス」と言いまして、米国ストレス研究所のハンディ・ハナによると相手の心拍数や呼吸リズムなどの生理的なわずかな変化がエネルギーとして伝わることがあるんだとか。

 

なので、愚痴を言われなくてもストレスを感じている人と同じ空間にいるだけで伝染してしまうんですね。

 

で、同僚や家族みたいな、あなたとの関係が近い人がストレスを感じてるときにセカンドハンド・ストレスの影響が強くなり、被験者の26%がストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが高まったといいます。

出典:Cortisol increase in empathic stress is modulated by emotional closeness and observation modality

 

これらの研究結果みると通り、いつも愚痴を言ってくる人と付き合うことが、いかに自分にとって被害を被るかお分かりいただけたかと。なので、ネガティブなことばかり言う人との関係は切れるなら切ってしまった方が良いと思います。

 

実際、自分を変えられるのは自分だけなんで、いくらあなたが愚痴ばかり言う人を励ましてもそう簡単に人は変わりません。人を変えるより自分を変えた方が早いですよね。という話し。

NOと言えない人のための話術

とはいえ、自分の意見を言えなかったり、周りに流されやすいタイプの人は誘いを断るに断れないことが多いと思います。

 

そんな時に使えるのが、リーディングテクニックです。これは相手の心を読んだようにみせかける、もしくは心を読む技。

 

要は、愚痴をやつが納得しそうな誘いを断る理由をつけてやればいいんですね。

 

例えば、最近子供が生まれた人だったら

「かみさんが熱出しちゃって子供のご飯を作らないといけないんです」とか。

 

ゲーム好きな人だったら

「この前修理に出したwiiUが今日届くので家に居ないといけないんです」みたいな。

 

相手が共感しそうな断る理由を言ってあげると「それなら仕方がないな」と思ってもらえる可能性が上がります。

 

あとは、その誘いを断ることによって誘った側にどんなメリットがあるのかを強調するってのもいい作戦です。

 

例えば、仕事終わりに上司に飲み会に誘われた時に「今日はまだ残ってます。あ、ついでに〇〇さん(上司)の仕事も片付けときますよ。」みたいなことを言ったりすれば断りが通ったりします。

 

愚痴を聞かされるぐらいなら仕事をした方がいいと思う人はぜひ。

切っても切れない相手なら

それでも、誘いを断れなかったり単純にその人とまだ関係を切りたくないケースもあったりすと思います。そんな時は相手が愚痴を言ってきても感染されない方法なんかもいくつかわかってます。

 

といっても難しいことはなく、あくまでも部外者として観察するって方法が効果的です。

 

これはハワイ大学の実験でわかったもので、楽しい話しをする映像と悲しい話しする映像を被験者達に見せるんです。その際に

 

1.感情移入しながら見るグループ

2.映像の中で話しをしてるひとの立場になりながら見るグループ

3.部外者として観察するグループ

 

この3グループに分けて行ったんですね。その結果、観察していたグループは悲しい話しに自分の感情を左右されない傾向が強かったんだと。

出典:Cognitive strategies for controlling emotional contagion

 

このように第三者の視点で見ることで相手の感情と自分の感情を区別することができるようになります。

 

ふーん、へー、それで。みたいな。ひとごとのような感じで聞くのもアリですが、これだと嫌われそうなので「マインドフルリスニング」なんかをやるとけっこう効果的。これはただただ、相手の声の調子や一言一言に集中して聞く方法。

 

相手の話しを聞いている最中に別の考えが思い浮かんだりしたら、また相手の話しに注意を戻す。というのを繰り返していくんですね。

 

あとは、相手の話しをメモをとりながら聞くのもOKです。感情や思考を物体化することができるんで、これも観察と同じ効果が期待できそう。

 

そんなわけで、愚痴を言ってくる人と付き合うデメリットと影響されない方法について書いていきました。

 

リーディングテクニックとかは、めんどくさい予定を断る時にも使えるんでけっこう汎用性があります。

 

他人のネガティブに影響されない方法についてはポジティブ心理学で有名なショーンエイカー先生の「心の免疫力を鍛える」って方法もありますんで、参考にしていただくとよろしかと。

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