人が食べ過ぎる原因は心理学的なものが大きい

腹が減ったら食べる。満腹になったら食べ終わる。ヒトの食行動がこんな単純なものであれば、おそらく肥満になる人はいないでしょう。

 

実際に多くの人が、自分は腹が減ったから食べ、お腹いっぱいになったから食事を終えると考えています。しかしそれは大きな誤解です。

 

食心理学の世界では、人間は環境によって食べる量が変わってくるといいます。しかも、それは無意識のうちに行われることで自分では気づくことができないんだとか。

ヒトは脳で食べる生き物

食べるという行動をとるかどうかは、照明の明るさ、部屋の色、食品のパッケージや大きさ、誰と食べるかなどで変わってくるんですね。

 

これは、心理学的なもので、人のやる/やらないの判断は習慣で決められています。例えば、特大サイズのポップコーンの方が普通サイズのポップコーンよりも多く食べてしまいます。

 

これは、多くの人が皿や器が空になったら食事が終わるサインとしているからです。

 

あまり意識してないことですが、毎日のように盛られた料理が空になったらごちそうさまを幼い頃から繰り返してきました。

 

なので、「量が多いか、少ないか」さらには「美味しいか、不味いか」に関係なく皿や器に料理が残ってる限りたべつづけてしまうんですね。

 

パブロフの犬のように。まぁ例外として料理がまずくて残す場合もあると思いますが。

 

他にも、大食いの人と一緒に食べると自分も食べ過ぎてしまうとか、食品のブランドイメージで食べる量が変わったりとか。例えば、中国産だとわかった瞬間からちょっと食べにくくなるみたいな。

 

このように量が多いか少ないか、空腹か満腹かに関わらず、条件さえ揃えば食べてしまいます。では、なぜこういった現象が起こるのか?

人間は脳で味わい、脳で食事をする

それは、人間は脳で食べる生き物だからです。先ほどの習慣によって食べてしまうのも脳の仕業ですし、食器の錯覚などで食べる量が変わるのも視覚的な問題で食べる量が変わります。

 

逆に言えば、脳が食べるための条件が揃わなければ、お腹がへっても食べようと思わないんです。これは「感性満腹感」と呼ばれるもの。

 

普通に食べた得られた満腹感ではなく、感覚的な満腹感です。

 

料理を眺めるだけで満腹感が得られるテーブルスケープ理論ってのがありますが、これがわかりやすい例ですね。

 

五感の中でも食欲に影響するのが「視覚」です。これはなぜ、ジュースに着色料が使われているかを考えればわかるとおり。例えばファンタグレープにはブドウは入ってないんですが、ブドウっぽい味がしますよね。

 

目をつぶって飲んでみると実感できると思いますが、ブドウの味はゼロです。

 

さらに食欲に強力な影響与えるのが「嗅覚」です。

 

ファンタグレープには香料がふんだんに使われてますんで目をつぶって飲んでも風味なんかは理解できるかもしれません。

 

では、今度は目をつぶった状態で鼻をつまんで飲んでみます。すると、不思議なことに単なる砂糖水に早変わりしてしまいます。

 

このように、人間は舌だけで味わっているわけではなく脳全体で味わっているわけですね。

 

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