視床下部の働き:人間の本能行動の仕組みについて

  なぜ食欲が湧くのかを知る上で最も重要なのが視床下部の働きです。

 

というのも、視床下部は食欲をコントロールしてる脳部位になりますんで、ダイエット理論としては基礎になります。

 

そこで今回は視床下部はどんな役割なのかについて解説していきます。

視床下部の機能

まずは、視床下部にはどんな働きがあるのか。

 

以下のように様々ありますが、主に体内の恒常性(体の状態を一定に保つ)働きである生命維持を担っています。

 

  • サーカディアンリズム(体内時計)
  • 体温調節
  • 自律神経コントロール
  • 血圧の調整
  • 食欲
  • 性欲

 

一言で言うと、外部の環境に合わせて体の中の状態を最適化する装置ですね。

 

いきなり体温が40度に上がったと思ったら一気に35度に落ちたりなんかしてたら死んでしまいますもんで。

 

また、この働きに合わせた中枢が視床下部の中に存在しております。

 

  • 自律神経系をコントロールする「自律神経中枢」
  • 内分泌系を調節している「内分泌中枢」
  • 摂食欲求をコントロールする「摂食中枢」「満腹中枢」
  • 喉の渇きに関する「渇中枢」
  • 性ホルモン分泌をコントロールする「性中枢」
  • 喜怒哀楽などの感情をコントロールする「情動行動の中枢」
  • 睡眠をコントロールする「睡眠中枢」

 

これらの中枢は連携し合っておりまして、一つの中枢が刺激を受けるとその他にも影響を及ぼします。

 

例えば、夜更かしして睡眠時間が削られて、睡眠の質が悪くなるとストレスを感じやすくなります。

 

すると、「摂食中枢」では「もっと食べろ!」と食欲が増します。

 

「自立神経中枢」では、交感神経と副交感神経が乱れ、

「内分泌中枢」ではホルモンバランスが乱れ、情緒不安定になる…

 

といった感じで中枢同士が密接に連絡し合っているんですね。

 

ピクサー映画のインサイドヘッドみたいな。

情動との深いかかわり

視床下部は「本能」に深く関係しております。

 

自分との闘いに勝つための「脳科学」入門でも説明しましたが、古い脳は感情や欲求など司っており、脳の深い部分に存在します。

 

視床下部は「間脳」というめちゃくちゃ脳の深い部分にあります。

 

赤い部分が視床下部

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%96%E5%BA%8A%E4%B8%8B%E9%83%A8

情動が起こると大脳辺縁系から視床下部に伝わり、視床下部の中枢に様々な影響をおよぼします。

 

ディズニーランドはこの脳の仕組みをよく理解しているんです。

 

チュロス売り場から離れた場所にあえて、チュロスの香りを流しておくんですね。

 

香りはダイレクトに「大脳辺縁系」を刺激を与えますんで、ディズニーランドを謳歌してる人間達の視床下部では「あぁ~チュロスが食べたい。

 

チュロス、チュロスはどこだぁー」みたいな感じになっております。(大げさ)

 

この時、例えお腹が減っていようが、いまいが関係ないのです。

視床下部はストレスによってコントロールされる

視床下部に大きく影響を与えるのがストレスです。

 

先ほど、睡眠不足のストレスで視床下部のすべての中枢に悪影響がでますよーと書きました。

 

しかし、食欲が満たせないストレスや人間関係のストレスなどどんなストレスであっても視床下部に影響を及ぼします。

 

恐怖を感じると、こちらも欲求と同じく大脳辺縁系から視床下部へ指令を出し、自律神経のバランスやホルモンの分泌に大きな影響を与えます。

 

このように視床下部は情動、生命維持などを行っております。

 

ストレスに激しく反応し「もっと食べろ!」「イライラする!」「眠い…」みたいな状態にさせます。

 

ホルモンバランスの整えたり、自立神経を整えたり、気分を安定させたり、食欲を正常にしたりするように視床下部に働きかけること大切。

 

そのためには、マインドフルネス瞑想睡眠をしっかりとるなど、ストレスに対処していくことが大切です。

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