意志力は消耗しないものでした

  意志力といえば「WILLPOWER 意志力の科学」でロイバウマイスター氏が提唱した概念。

 

意志力は、

 

「やるべきことをやる力」

「やらなくていいことやらない力」

「自分で目標を立てて、実現しようとする望む力」

 

のことで、この力が大きいほど目先の誘惑とらわれず、課題に取り組むことができるんですね。

 

この意志力なんですが、

 

「使えば使うほど消耗していき、底をついてくると誘惑に負けやすくなる」

 

というロウバイマイスター氏の主張でそれが結論のように信じられていたんです。

 

なので、意志力を鍛えましょうという風潮になっていたわけです。

意志力は消耗しない可能性が高い

しかし、最近「いやいや意志力は消耗しないっすよ」ていう論が出ててきまして、どうやら今は意志力は消耗しない説のほうが有力っぽい。

 

カーティン大学の研究では、男女2,141人に対して意志力が本当に消耗するのか追試したんですね。

 

23の研究所で、バウマイスター博士の手順を検証した結果、意志力はすり減らなかったという結論に。

 

さらにマイアミ大学からは、意志力の消耗は無意識に都合のいい論文だけ集める出版バイアスによって生み出されたっていう見解もあります。

 

また、意志力は消耗すると知ってる人は意志力が弱まる。つまり思い込み説もあったりします。

 

これらの結果から意志力は消耗しないってことが考えられてるんですね。

意志力は今と未来の距離で決まる

すると、ここで大きな疑問が生まれてきます。

 

意志力はすり減らないって説が本当だとしても、人間やるべきことを永久にやり続けることはできませんよね。

 

現に誘惑に負けやすい人、負けにくい人がいるのは事実ですから意志力とは一体どんな要素で決まるのでしょうか。

 

この意志力が強いひとの共通項について述べている記事があります。

 

今と未来の距離が近いほど、誘惑に負けずに今やるべきことに取り組むことができたんだとか。

 

誘惑に弱い人ほど、今と未来の距離を離してしまい、現実的に未来を考えることができなくなるんですね。「明日から本気だす」ってのがそのたぐいですね。

 

今と未来の距離について例を挙げると、

 

  • 今日できなかったことはおそらく明日もできない。だからハードルを下げようって考えるのが意志力の強い人の考え方。

 

  • 今日できなかったから、罰として明日は今日の埋め合わせも含めて2倍やろうとするのが意志力の弱い人の考え方

 

ってことですね。

今と未来が近い人の共通点

では、どうすれば「今と未来の距離」を縮められるのか?大きな要素としては3つあります。

 

1.誘惑が強くなる場所に行かない

意志力の高い人は誘惑が強くなる場所に行かないってこともわかっています。

 

例えば、ダイエット中なら、家にいると冷蔵庫をあさる可能性があるから外に出てしまうとか。

 

2.物事を抽象的に見る

意志力に強い人は抽象的にものごとを考えます。木ではなく森を見るってことなんですが、全体を見ることで今と未来の状態を同時に見ることができますんで距離が近くなります。

 

3.共感能力が高い

共感能力の高い人は意志力が高いってことも分かっております。

 

未来の自分に共感することができて、今やるべきことに取り組むことができるんだとか。

 

この3つは私が勝手に言ってるものではなく、それぞれブースビジネススクール、オハイオ州立大学、チューリッヒ大学で証明されてますんで、興味のある方はぜひ。

 

この3つを意識することで意志力は強くなる。これが今の意志力と言えるのではないかと。

まとめ

意志力が消耗しますとか結構このブログでも書いてました。

 

まぁ前頭葉が意思決定を司ってるのは事実なんで、鍛えといて間違いないはず。

 

瞑想は辞めずに続けていこうと思います。

 

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