他人の目を気にせず生きるための「課題の分離」

世の中には自分でどうにかできることと、どうにもできないことがあります。例えば、自分が喉が渇いたら自分で飲み物を飲むことができます。

 

しかし、いくらカミナリが怖くてもカミナリの現象自体を自分の力で止めることはできませんよね。

 

当たり前のことなんですがやはり、人間関係になると難しく考えてしまう。どうにもできないことをどうにかしようとして無駄に苦しんでる人が多いように思います。

 

ってとこで参考になるのがアドラー心理学の「課題の分離」という考え方。

他者の課題に介入しない

相手にどう思われるかを気にして、自分の行動を制限している。これは、相手の自由を奪い、なおかつ自分も押さえつける超不利益な状態です。

 

いやいや、相手の自由は奪ってないよ!と感じるかもですが、他者からどう見られるかを気にしてる時点で、その人の自由を奪っています。

 

人からよく見られたい、嫌われたくないという他者を縛りつける考え持っているというわけっすね。

 

例えば、嫌われるかもしれないと自分の意見や考えを言わないでいるとします。

 

ただ、本当に嫌われるかどうかはわからないのが事実。嫌われると思って発言すれば、その後の相手の反応がすべて自分を嫌っている証拠に映ることはあり得ます。

 

しかし、それは主観なので結局のところ本当に相手が何を感じているかはわからない。

 

仮に「俺のこと嫌ってるでしょ?」って直接聞いたとしても嘘ついているかもしれないので、最終的に相手のことが100%分かるってことはありえないんですね。

 

要はするに、相手のことは気にするだけ無駄ってことになります。

 

現に相手に嫌われないように、嫌われないように自分を抑えて頑張ってるにも関わらず、「この人何考えてるかわからない」って思われて結局嫌われてしまうっていう人がかなりいます。

 

事実、無口で無表情で自分の意見を言わない人はそうでない人に比べて人間的魅力を感じにくいという研究もあるぐらいです。

 

これは、人間はわからないことに対してはマイナスなイメージを持ってしまう性質によるものです。生物的に言うとわからない=死の危険性ありってことになるんで。

 

結局、自分を嫌う嫌わないは相手が決めることなので、そもそも自分ではどうしようもないことなんです。なので、自由に言動して嫌われたら、この人はいやなんだなーぐらいに思っとけばオーケーです。

 

相手のことを気にしなければ、変に相手を疑うこともなくなるので自分の落ち度を人のせいにすることもなくなります。

目標設定にも使える!

アドラー心理学では、すべての悩みは対人関係の悩みである!って伝えてるので「課題の分離」もコミュニケーションとかでかなり使える方法です。

 

交渉や恋愛、営業など「相手を自分の思い通りに動す」みたいなイメージがあるところで大いに力を発揮してくれます。

 

例えば営業。やっぱり何件契約に繋げましょうっていうノルマを設けてる会社が多いんですが、これはアドラー心理学から言えば間違い。

 

契約はお客さんの意思が必要なので自分だけではどうすることもできません。そこで、自分の力でコントロールできる目標に変更します。

 

例えば、今日は30件のお客さんにアプローチするっていう目標にする。

 

仮に契約に繋がらなくても30件の目標は達成できたから悔いはないかと思えるんですね。

 

なので、無駄に自己嫌悪をにならずに済みます。また、達成感も得られますので目標を追いかけるなら自分の力だけで達成できるものにした方がいいです。

 

ただ、単純に数をこなせばいいやーってなると営業の質が落ちかねないので、そこは工夫が必要ですが。

 

基本的に自分以外の者が動いてくれないと達成できない目標を追いかける必要はないんですね。

他者の課題はどうにもできないが導くことは可能

これは、先生と生徒の関係で説明が付きます。例えば、勉強をしない生徒はすぐに切り捨てるという考え方は早とちりです。

 

生徒に勉強しないとどんな嫌なことが起こるのか明確にイメージさせるなど、相手が行動する確率を上げることはできます。

 

ただ、勉強しなさい!というような上下関係を作るような言い方ではなく、事実を伝えるようにします。

 

アドラーでは上下の関係を作らないことを提唱してますんで、あくまでも相手の課題に介入しないようにするのがポイント。

 

相手を動かすことはできないけれど、伝えることはできますんでその結果、相手が動いてくれる確率を上げることにつながるんです。

 

自分ではどうしようもできないことに取り組むときは、自分は何をすれば望む結果が得られる確率が上がるのかを考えて、それを目標にするのがベストです。

 

例えば、人に何かしてほしいならそのことを伝えるまでを目標にして、それを相手がするかどうかは相手次第って感じ。

 

 

 

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