良いことだけを考えよう!はどこまで本当か

ポジティブに考えれば、自然に成功が引き寄せられるという話を聞いたことがある人も多いでしょう。

 

しかし、ポジティブシンキングには、科学的根拠はなく、信ぴょう性が薄いことが分かっているんですね。

 

引き寄せの法則などがポジティブシンキングのいい例なのです。

 

確かにモチベーションを上げるという面では効果的なのかと思いますが、その分挫折のリスクが高まる可能性も。

ポジティブシンキングに考えると逆にネガティブになる

寝ようとすればするほど、寝られなかったり、笑いをこらえようとすればするほど、笑えてきたりしたことはありませんか?

 

これは、心理学者のダニエル・ヴェグナーが提唱している「シロクマのリバウンド効果」によるものです。

 

人は考えてはいけないと思えば、思うほどそのことに意識が向いてしまうのです。

 

また、絶対に押してはいけないとスイッチの上に書いてあったら押したくなってしまうのが心理学の「カリギュラ効果」です。

 

このように人の心理は無意識に意図した逆の方向に興味を示してしまうのです。

 

これらの心理効果が重なって発動してしまうのでかなり強力なものになります。

 

なので無理してポジティブシンキングすると逆効果になるのです。

ダイエットがポジティブシンキングで失敗する

なんと、痩せる状態をイメージした人のほうがダイエットに失敗する可能性が高かったという研究があるのです!

 

実験では、25人の肥満女性を対象とし、ダイエットに対してポジティブな結果をイメージするグループとネガティブなイメージをするグループの二つに分け経過を観察したんですね。

 

その結果、

 

ポジティブなイメージをしたグループの方が減量に失敗する確率が高かったのです。

 

この結果をみると、やはり、ポジティブシンキングには同意できないと感じざる負えないです。

では、どのような思考が一番効果的なのか

とはいえ、ネガティブシンキングをしてくれ!といっているわけではありません。

 

ポジティブに考えるのはいいけど、

 

仮に目標達成するまでに障壁があるとしたらどんなことが考えられるか

 

といった思考がポジティブシンキングには欠けているのです。

 

そんな、ポジティブとネガティブの欠点を補って、両者のいいとこ取りだけをするのが「WOOP」の法則です。

 

これは20年以上ポジティブシンキングについて研究してきた、ガブリエル・エッティンゲン博士が提唱する法則。

 

「WOOP」は以下の4ステップで成り立っており、

 

1.Wish    (願望)

2.Outcome (成果)

3.Obstacle  (障害)

4.Plan     (計画)

 

まず、がんばれば達成できそうだなぐらいの目標を立てます。ここまでがステップ1

 

次にその目標の最高の成果はどんなことか、具体的にイメージします。

例えば1か月後に5kg減量するという目標を立てたら、着たい服を着れるなど。これがステップ2

 

ステップ3なのですが、ここがけっこう大事で先ほどの成果を達成する上でどんな障害があるかを具体的考えます。

 

少なくとも5つ以上考えた方がよいでしょう。先ほどの例なら、スイーツが好きだから我慢できないかもなど

 

そして最後に、その障害が現れた時の対処法をあらかじめ考えておくのです。スイーツを食べたくなったら、フルーツを食べるなど。

 

この4つのステップを実践した結果、ポジティブシンキングの2倍の効果があったそうです。

 

今のところ「WOOP」に敵なしといったところですかね。

まとめ

今回はポジティブシンキングがよくないことについて書いてきました。

 

そもそも、ポジティブがよくて、ネガティブがダメだと教え込まれている人が多いと感じます。

 

本当はネガティブ思考にはあらかじめ障害を予測する力があります。

 

一方で、ポジティブ思考には、やる気を上げたり、取り掛かるモチベーションをつくる力があるので、本来はどっちも必要なんですね。

 

ポジティブで「俺はできる、できるぞ!」と意気込んで、思わぬ障害にぶち当たり挫折した人を何人かみたことがあります。

 

障害は具体的に考えて、対策を練るようにしないと落とし穴にはまる危険性があります。

 

ポジティブシンキングの罠にかからぬよう気を付けましょうというお話でございました。

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