自分との戦いに勝つための「脳科学」入門

自分を変えるには、習慣をつくれ!という話はよく聞きますが、同じことをずっと続けるのは難しいもの。新しいことを持続させること自体相当意志力を消費します。なので、多くの人はそう簡単に習慣をつくれないのです。

 

そこで、簡単に習慣をつくる方法はないかどうか調べたところ、どうやら3つ脳が新しいことを続けることに関わっているようです。

 

爬虫類脳が行動の動機付けを行う

まず、一つ目の脳が人間の一番古い大脳基底核です。この大脳基底核は、行動の動機付けを行います。例えば、瞑想を習慣化したいのであれば「瞑想しなきゃ」と一番最初に考えるのがこの脳です。

 

この大脳基底核には、感情や体温調節や呼吸も司っており、恐怖など感じた時に、呼吸が荒くなったりするのは大脳基底核が働いている証拠です。この脳の命令が最も強力だといわれています。

大脳辺縁系が本能的な行動を促す

続いて2つ目の脳が欲望や本能、夢や記憶、情動などを司る大脳辺縁系です。この脳が習慣の敵で、あらゆる欲を促してきます。

 

例えば、ダイエットや食事制限をしているとしましょう。しかし、そんなことはお構いなしに好きなものを好きなだけ食べたいと思わせるのが、この大脳辺縁系です。

 

この脳は敵に襲われたりと外部攻撃要素を感じた場合に「闘争・逃走反応(戦うか逃げるか反応)」を引き起こし、体を逃げやすいようにもしくは、戦いやすいように動きやすくします。

 

この「闘争・逃走反応」が習慣を作る上では重要で、「自分で決めたことだし・・・いやでもやっぱりめんどくさいしなー」と悩むことで習慣にしたいことを行うときにかなり意志力を削られることになります。続けることが大変な理由もこの反応にあるといえます。

自分をコントロールする人間脳が最終決定を行う

そして、最後の脳が理性や合理的な判断、創造や自己コントロールを司る人間脳と呼ばれる大脳新皮質です。

 

この脳では、大脳基底核と大脳辺縁系で生まれた動機付けや感情や欲望などを実際に行動に移すかどうかを最終的に判断します。

 

大脳新皮質は意志力も司っており、扁桃体の欲望や本能を抑えると、大脳新皮質が活発になり、意志力が低下します。

 

つまり、物事を行動に移すかどうかというのは、大脳辺縁系と大脳新皮質の戦いなのです。しかし、大脳辺縁系は脅威だと感じた時に「闘争・逃走反応」を出しますが、小さすぎる脅威ではこの反応を出しません。

 

また、小さいものであれば、あまり意志力も低下しないので大脳新皮質に労力をかけずに簡単に行動に移すことができます。

小さな変化の積み重ねがやがて大きな変化に

なので、何か習慣を作りたい場合は、大脳辺縁系が「闘争・逃走反応」を起こさないぐらい小さく始めることが大切なのです。

 

毎日続けられるぐらい小さく始めて徐々に大きくしていくことが習慣を作る最高の手段といえます。

 

ちなみに、ロンドン大学の研究では66日間続ければ習慣化するという結果もあります。なので、例えば、筋トレを習慣化したい場合は腹筋5回からでもいいので、小さく、続けられるまで労力を減らし、66日間やり通してみてください。

 

おそらく66日目になるときには毎日50回腹筋できるようになっていることでしょう。

 

参考文献

http://ch.nicovideo.jp/mentalist/blomaga/ar1153749

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